ジャズ・ピアニストの上原ひろみが、ボストンの老舗ジャズ・クラブ=スカラーズ・ジャズ・クラブ(Scullers Jazz Club)にやってきたので妻と二人で出かけた。スカラーズはレキシントンの自宅から車で20分くらい、チャールズ・リバー沿いのダブル・ツリー・ホテル(Doubletree Guest Suites Boston)の2階にある<地図>。
8時のチケットは売り切れだったので、10時からのステージに出かけた。上原ひろみのピアノはもちろん、ギターもベースもドラムもレベルがとても高くて、強弱のある、息の合った、ウィットもあるすばらしいステージだった。最後は総立ちの拍手(standing ovation)を受けてアンコール。バークリー音楽院(Berklee College of Music、ボストンにある世界的に有名な音楽学校)に5年通っていたと言っていたような気がするので、ボストンは彼女の音楽の原点かもしれない。
あんな小さな体が、ピアノ(音楽)という媒体を通じて何百人もの人に感動を与えられるとは本当にすばらしい。自分もがんばらなきゃ、とちょっと思いましたね。ステージの後、彼女のを買って、きっちりサインもらって、ちゃかり握手も(手が小さくて、もう一度感動)。ステージを2つ終えて、ちょっと疲れた感じでしたが、ハードなステージだから無理もない。ゆっくり休んで、また明日がんばってほしい。
今日は大変満足な一日だった。チケット2枚50ドル+ネット手数料7ドル50セント、ドリンク9ドル(二人ともノン・アルコール)、チップ2ドル、駐車場5ドルは大変お得。CD20ドルもいい(ジャズ・クラブのCDの値段は大抵20ドル。サインは無料。おつりの準備がいらないから)。
追伸:演奏中は撮影禁止ということで、写真は演奏前のクラブの様子。さすがボストン、演奏中誰一人写真を撮っている人がいなかった。当たり前、と思うかもしれないが、NYのブルー・ノートだともうガンガン。どちらがいいということもないが、これはボストンの品の良さかな。
Scullers Jazz Club at the Doubletree Guest Suites Boston
400 Soldiers Field Road, Boston, MA 02134
Tel. 617-562-4111
私もボストンにいたころ、上原ひろみのライブをスカラーズに聞きにいきました!すごい懐かしいです。スカラーズ、雰囲気が素敵ですよね。
返信削除A.I
AIさん、コメントありがとうございます。パワフルなライブと演奏後の疲れた表情のギャップがとても面白かったですよ。スカラーズもレガッタバーも地元の落ち着いたバーという感じで、NYのジャズクラブとは一味も二味も違いますね。いま地球のどの辺にいらっしゃるのか知りませんが、頑張って下さいね。-E
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