一昨日(8/20/2008)、自宅から車で1時間半ほどのところ、ニューハンプシャー州にあるモナドノック山(Mt. Monadnock)に妻と登ってきた。インターネットの情報によると、富士山に次いで世界で2番目に登山者の多い山ということだが、多分富士山のことを知らない人が書いているんだろうと思う。駐車場(414 m)から頂上(965 m)まで、標高差約550メートルで、標準で登り2時間、下り1時間と書いてあったので、フムフムと出かけて行った。
しかし、登り始めると、大変な急勾配で、足元も悪く、年齢・体力・体重・心機能のことなどもあり、大いに難儀した。同じタイミングで上り始めた見知らぬおばさんは頂上をあきらめてしったが、気持ちはよく分かる。
1000メートルの山とはいえ、雨が降ったりしたら、結構あぶないポイントも多々。
頂上付近までくると、目的地まで道が開けるので、精神的には目処がつく。
やっと頂上に着き、パノラマをながめると、ご存知のようにそれまでの苦労がいっぺんで報われたような気持ちになる。そして、それまで散々文句を言っていた自分と違った自分になってしまう(ただし、この時点で下りのことは考えていない)。
山全体が褶曲していて、とても面白い。
これもご存知のように、実は下りも大変で、だんだん体重が支えられなくなっていく。頂上をあきらめたおばさんを途中で追い越したが、さてあのおばさんは結局どうなったのか、ちょっと気になる。最終的には、標準登り・下り3時間のところを、5時間近くかけて下界に下りてきた。しかし、時間はともかく、思いのほか険しい山を達成できて、めでたし、めでたし。そんなわけで、2日後の今日も筋肉痛で騒いでいる。
右の写真は頂上の水準点。