所用で家族をFairleigh Dickinson University (FDU)に送っていくため、ニュージャージーに日帰旅行した。朝5時15分に家を出て、夕食を済ませて帰ってきたのは9時半ごろ。長い一日だった。
右の写真は早朝のサービス・エリア。何となく眠たい感じがする。マクドナルドの他にもいくつかファスト・フード店が入っていて、そして最も重要な「トイレ」がある。トイレだけの休憩所もある。日本と比べると全般的に数は少ない。また、食べ物とトイレ以外は、たまに小さな土産物店(マグカップ、Tシャツ程度)があることもあるが、XX饅頭、YYせんべいなどの類は絶対に売っていない。全く愛想がない。
ニュージャージーの目的地までは212マイル(340キロ)、休憩を含めて所要時間3時間15分、平均時速105キロは、まあまあかな。燃費はリッター7.7キロで、8年物の3.8L車(Dodge Grand Caravan)としては優秀。
家族が用事を済ませている間、僕は大学から車で15分ほどのところにあるKing Saunaでリラックス。サウナといっても、規模の小さいスーパー銭湯のようなもので、お風呂・サウナ、ラウンジ、レストランの各フロアがある。僕は、お風呂・サウナで1時間、ラウンジでiPod+ノイズ・キャンセリング・ヘッドホンで上原ひろみの「Time Control」を大音量で聞き、さらにお風呂でフィニッシュ(2時間半、28ドル)。こういう施設はボストンにはない。
iPod+ノイズ・キャンセリング・ヘッドホンは飛行機の中では最高なのだが、今日はどうも物足りなり。上原ひろみは、先日ボストンのライブに行ってきたばかりで(記事)、周囲のざわめきや振動が伝わってこない。上原ひろみが飛び上がってピアノを弾き、ドスンと椅子にすわる振動が伝わってこない。
ちょうどお昼に家族をピックアップして、車で30分ほどの「ミツワ」へ。「日本全国 うまいもの市」開催中で、駐車場もスーパーもフードコートも大変な混雑。ただし、日本人は半分もいない感じで、なぜ「うまいもの市」が賑わっているのか不思議。上の写真は、味噌汁の実演販売で試食するアメリカ人。右の写真はすしのパックを選んでいるアメリカ人親子(足が長い)。
ミツワは明らかに「高い」店なので、日本人の割合が減っているのは、おそらく他のアジア人の経済環境が好転しているからではないだろうか。
とんかつのかつ華。メニューの見本は大変便利なものだが、多分日本独特の文化ではないかと思う。どうして世界に普及しないのか不思議だが、一つにはコストの問題、そしてもっと初歩的な問題として、毎回見本と同じものが作れないということがあるのかもしれない。また、アメリカなどは、(ぐだぐだと)言葉で説明することに重きを置くから、こういう「見れば分かる」的なものは受け入れないのかもしれない。
ロースかつ御膳の値段がドルで表示されていたりすると違和感がある。最近の日本の物価が全く分からないが、10ドル50セントは妥当な値段なんだろうか。
我々は、山頭火のラーメンを食べた。「うまいもの市」の「ちばき屋」は行列が長すぎて断念。ダイエット中なのに肉とろチャーシュー塩味セットを食べてしまった。
山頭火は国内は札幌、仙台、郡山、東京、京都、大阪、高松、福岡に、海外はアメリカ(ロサンゼルス近郊、ニューヨーク近郊(この店)、シカゴ)とシンガポールに支店があるらしい。6月1日(僕の誕生日)に福井店(福井市大和田町20-30-28、0776-88-0310)が開店。
「うまいもの市」には、ちばき屋(東京):支那そば(実演)、道頓堀くくる(大阪):たこ焼(実演)、郷土料理てれすこ(島根):蟹いなり弁当(実演)、おいもさんのお店らぽっぽ(大阪):ポテトアップルパイ(できたて販売)、その他のお店が出展していたが、どれも長蛇の列で、並んで買うほどの意欲はない。
先ほど味噌汁を試食していたアメリカ人のおじさんが道頓堀くくるの列にいた。30分以上の行列だったと思うが、何と意欲的なヤツなんだろう。しかし、道頓堀くくるのホームページをみると、名物「びっくりたこ焼」は一度食べてみたいかもしれない。
7月の一時帰国時に島根に行く予定がある。ニュージャージーで逃した「郷土料理てれすこ」を試すのもいいかもしれない。
ちばき屋はホームページを開設していないようだが、関東を中心に支店を展開しているようで、グルメ情報に山ほど登場する。千葉賢二は日本ラーメン協会の理事長のようだが、で? ちばき屋の「ちば」は千葉賢二の千葉からだろうが、では「き屋」はどうなるんだ?
おそらく客の3分の一が中国人という状況で、「支那そば」はどうだろうか。増して、Shinasobaって訳してもね。
ニュージャージーはハドソン川を挟んでニューヨークの西側に位置する。ジョージ・ワシントン橋を渡るとマンハッタンの北に出る。ジョージ・ワシントン橋を渡りながら撮った右の写真だと左側がマンハッタンで、右がニュージャージー、そして真中のハドソン川に先日旅客機が不時着したわけだ。
ジョージ・ワシントン橋は有料(8ドル)。数年前までは5ドルだったように思う。
今日は生憎の天気だったが、晴れていると右の写真のようにきれいにマンハッタンが望める。写真は別の機会に撮影したもの。
4時に出発したのだが、ジョージ・ワシントン橋とニューヨークの渋滞を抜けるのに手間取り、帰りは4時間もかかった。今日は700キロ以上運転したことになる。
車中家族会議の末、夕食は隣町のバーリントンにあるレストラン=マカロニ・グリル(Romano's Macaroni Grill)に決定。先日長女とIMAXを見てからレディングの店に行ったところだ(関連記事)。マカロニ・グリルは全国展開のイタリアン・レストランで、高級レストランではないが、そこそこの値段でおいしい料理が楽しめる。
この写真は、店に入る前、8時ごろに撮影したものだが、夏時間なのでまだ明るい。夏至のころは9時過ぎまで明るい。
店内は家族連れで賑わっていた。5時前から第一ラウンドの客が食事を始めるだろうから、これは第3ラウンドくらいかな。店内は適度にザワザワしていて心地いい。
僕のお勧めサラダ(Parmesan-Crusted Chicken)、ピザ(Pizza Margherita)とリガトニ(Rigatoni)を注文して、全員でシェアした。デザートはティラミス(Tiramisu)をシェア。4人でシェアしても十分な大きさ。ちなみに、先日長女と食べたのはThree Berry Tiramisu。
Parmesan-Crusted Chicken: Parmesan-breaded chicken breast, bacon, feta cheese, roma tomatoes and mixed greens with Parmesan peppercorn ranch dressing, $9.99.
Pizza Margherita: Topped with tomato sauce, mozzarella, fresh tomatoes and herbs, $9.79.
Rigatoni: Carmela's Chicken Rigatoni: Grilled chicken, mushrooms, caramelized onions, fresh basil and Parmesan cheese tossed with imported rigatoni pasta and creamy Marsala wine sauce, $11.99.
Tiramisu: An Italian tradition of ladyfingers soaked in espresso, then layered between rich mascarpone cream, $5.79.
Three Berry Tiramisu: Imported Italian raspberry and lemon sorbets made with fresh fruit juice. Served with an almond biscotti, $5.99.
満腹になって外に出るとようやく日が暮れていた。
今日は長い一日だったが、家族で出かけて、用事を済ませ、ミツワにも行って、満腹になって、本当に良かった。
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