2009年6月20日土曜日

おくりびと(Departures)

本木雅弘の「おくりびとDepartures)」をケンドール・スクエア(Kendall Square)にあるKendall Square Cinemaで見てきた(日本語、英語字幕版)。大変良かった。

右の写真は映画館のロビーに置いてあったハガキ大の英語版宣伝カード。

日本人はほんの数組しか見かけなかったのに、面白い場面では笑い(特に右にいたお兄ちゃん)、後半は鼻をグズグズさせて(特に前列左前のおじさん)、館内は十分この映画にのめり込んでいたように思う。このように静かなトーンで感動を呼べる日本の映画がちょっと誇らしかった。

通常、映画が終わって出演者などのスーパーが流れ始めると観客は立ち上がって帰り始めるのだが(日本ではどうだったかな)、今回特殊だったのは、ほとんどの観客が最後まで、館内に薄暗いライトが燈るまで、席を立たなかったことだ。納棺のセレモニーの映像が流れていたということもあるだろうが、観客がもう少し感動の余韻を味わっていたかったのかもしれない。あるいは涙がかわくまでの時間稼ぎ?(宇宙戦艦ヤマトを思い出すぜ。)

Kendall Square Cinemaは時々日本の映画を掛けてくれるのでありがたい。前回は「ハウルの動く城」だった。チケットは週末料金で9ドル75セントと高めだが、駐車場が3ドルで、ケンブリッジとしては感動的に安い。

レキシントンからケンドール・スクエアまでは、GPS(カーナビ)では20分となっていたが、渋滞のため30分かかった<地図>。

右の写真は入り口の売店の様子。写真右下にある小さなバケツ大の容器はポップコーンのスーパー・ラージ。アメリカに来た当初は感動したが、今は健康上の理由から食べない。マサチューセッツではこの容器を置いている映画館は少ないように思う(理由は分からない)。店員に頼むと、小さな蛇口から出てくる溶かしバターをたっぷりかけてくれる。明らかに不健康だが、実にうまい。

0 件のコメント:

コメントを投稿