2009年11月7日土曜日

ハーバード自然史博物館(Harvard Museum of Natural History)

我家のメイン・バンク=バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)のサービス=「美術館を身近に(Museums on Us)」では毎月第一土曜・日曜に各州数箇所ずつの美術館・博物館が無料になる。

今日はケンブリッジCambridge)にあるハーバード大学Harvard University)の付属施設=ハーバード自然史博物館(Harvard Museum of Natural History、by Wikipedia)に妻と二人で出かけることにした。

上の写真では、博物館のすべての窓に青空が映りこんでいる。かなり大きな建物で、写真に納まりきらない。

博物館の呼び物の一つが「植物のガラス模型:ガラスの花(Glass Models of Plants: Glass Flowers)」。大きな部屋全体がガラス模型の展示に使われている。

これらのガラス模型は、1886年から1936年にかけて、ドイツのドレスデン近くで、植物学者で優れたガラス職人でもあったレオポルド・ブラシュカ(Leopold Blaschk)とルドルフ・ブラシュカ(Rudolph Blaschka)親子によって作られたもの。

ドイツで作られたと知って、何となく納得。この執拗なまでの精巧さへのこだわりは、ドイツ人とか日本人のものですよね。

ウツボカズラの模型。あまりの精巧さに、少なくとも乾燥標本ではないかと思ってしまう。とてもガラスで作った模型とは思えない。

展示は3階だけだが、歩き回ってもかなり広い。入館料は、大人9ドル、子供6ドル。

展示は、環境に関するもの、鉱物標本、植物のガラス模型、化石標本、骨格標本、剥製標本など、幅広い。さすがハーバードと言わざるを得ない。ここに来れば、隕石から世界中の動物まで、およそ見るべきものは見れてしまう。

鉱物標本の部屋で中国人家族がざわめき立った。何かと思えば、大きな金の塊(原石)を発見したのだ。レプリカでも中国人は金に弱い。

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