2009年4月25日土曜日

ボストン・コモン(Boston Common)

ボストン・コモンBoston Common)はアメリカ最古の公園。1634年に植民地市民のために購入され、市民の憩いの場所であるとともに集会や演説が盛んに行われた。ここの観光案内所を基点とするフリーダム・トレイルFreedom Trail)は、道路に書かれた赤い線を辿れば、迷うことなく歩いて市内観光ができるという優れもの<地図>。

記事中の写真をクリックすると拡大される。

コモンの東の端に桜が植えられている。一応これを見るためにここまでやって来た。アメリカでは、特にサクラを愛でる習慣はないし、公衆の場ではお酒が飲めないので、一向に盛り上がらない。

1851年、アメリア・ブルマー(Amelia Jenks Bloomer)という女性が、ここボストン・コモンで、当時としては珍しい男性のズボンに似た服装をして女性の権利を訴えた。これが社会的反響を呼び、後に運動着のブルマーとして定着したらしい。

写真の背景となっている古い建物は、ビーコン・ヒル(Beacon Hill)の高級住宅街。芝生に寝そべっているのは学生が多い。アメリカの学生は、まず勉強に忙しいが、日本のように遊ぶ場所が豊富になくて、「じゃあコモンでフリスビーする?」というような感じになる。健全といえば健全。

ボストンのいいところは、こういう歴史的な場所が、今でも同じ目的でちゃんと利用されていること。ここで学生達が語り合っていることが明日のアメリカの姿となる。

2 件のコメント:

  1. おはよう英太!
    アメリカ国内でも死者が出たことで、世界保健機関(WHO)は、全世界で拡大を続けている新型インフルエンザについて警戒水準を「4」から「5」に引き上げた、ニュースで日本は大騒ぎです。
    でも福井の田舎では関係ないけど気持ち悪いよな!
    松山

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  2. NHKのニュースで30分以上特集がある日本ほどではありませんが、学校や会社でも感染時の対応プロトコルが電話や電子メールで伝達されるなど、対応が本格化しています。今後感染が広がるとしたら、アメリカの一番の弱点はマスクをする習慣がないということでしょう。ただ、手洗いは割とこまめにするので、どちらが感染に寄与するかが問題かもしれませんね。

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