昨日友人夫妻に紹介されたピカソの特別展にさっそく妻と二人で出かけた。今日も雲一つない快晴。写真はバークシャー地方ののどかな風景。
クラーク美術館(The Clark, by Wikipedia)は、マサチューセッツ州の西端、バークシャー地方のウィリアムズタウン(Williamstown)という町にある。我家からは車で2時間半程度。ウィリアムズタウンには全米一のリベラル・アーツ・カレッジ=ウィリアムズ大学(Williams College)がある。
特別展は、いくつものテーマ(アイロンを持つ女、カフェ、踊り子の彫像など)でピカソとドガを比較したもので、とても面白い企画だった。ピカソとドガの芸術性の違いが鮮明に感じられるし、「芸術って?」というような基本的な問題も浮き上がってくる。撮影禁止は残念。
ピカソの特別展を1時間ほどでまわり、テラスで昼食。芸術は空腹に勝てない(?)。クラムチャウダーにはもっと抵抗できない(?)。
これはスペインの芸術家Juan Munozの特別展。実に存在感のある展示だった。
写真のなかった時代の精密な絵、3D動画がある時代の抽象画、芸術って何だ?
以下は常設展の中から気に入ったもの。こちらは撮影可。一番大きな部屋がルノアールとモネでいっぱい。何とも贅沢。
Pierre-Auguste Renoir
French, 1841-1919
Marie-Therese Durand-Ruel Sewing
1882
Oil on canvas
どれか一枚あげると言われたら、これを持って帰る。
Pierre-Auguste Renoir
French, 1841-1919
A Girl Crocheting
c. 1875
Oil on canvas
Pierre-Auguste Renoir
French, 1841-1919
At the Concert
1880
Oil on canvas
Pierre-Auguste Renoir
French, 1841-1919
Sleeping Girl with a Cat
1880
Oil on canvas
こうして見ると、猫の絵はルノアールでもむつかしいようだ。僕の水彩(上目遣いのネコ)も捨てたもんじゃないな。
Pierre-Auguste Renoir
French, 1841-1919
Tama, the Japanese Dog
1876
Oil on canvas
「Tama(たま)」ってネコだよね。
Claude Monet
French, 1840-1926
Spring in Giverny
1980
Oil on canvas
Claude Monet
French, 1840-1926
Geese in the Brook
1974
Oil on canvas
Claude Monet
French, 1840-1926
題名を記録し損ねた。
Claude Monet
French, 1868-70
Street in Sainte-Adresse
1974
Oil on canvas
Claude Monet
French, 1868-70
題名を記録し損ねた。
Camille Pissarro
French, 1830-1903
Saint-Charles, Eragny
1891
Oil on canvas
John Singer Sargent
American, 1856-1925
A Street in Venice
c. 1880-82
Oil on canvas
サージャントの絵は雰囲気あるなあ。
John Singer Sargent
American, 1856-1925
Smoke of Ambergris
1880
Oil on canvas
これも。
Sir Laurence Alma-Tameda
British, born in Netherlands, 1836-1912
The Woman of Amphissa
1887
Oil on canvas
これは古い宗教画ではないが、何とも立体感のある絵だった。
さて数時間の芸術三昧の後は記念に「Picasso Looks at Degas」のマグネット(4ドル)を売店で買って、ウィリアムズ大学近くのコーヒー専門店Tunnel City Caffeeで一息。学生も教授らしきおじさんも熱心に勉強中。今日は暑いから喫茶店は快適。
好きなことをした後でも喫茶店で一息入れたくなるのは不思議だ。でも、夫婦や友人とすばらしい経験を反芻するのは、記憶や印象を深める効果があるかもしれない。
最近気に入っているカプチーノとモカ・ケーキ。二人で分ける。
ダイエットに気を遣っているんだかいないんだか、微妙。
帰りはモホーク・トレイル(Mohawk Trail)を通って帰宅。この景色は、去年の秋にも紹介した。全く同じ構図の写真があるので比較してみて下さい。
今回の独立記念日はとてもよく遊んだな。良し、良し。
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私たちの住むバークシャーまでいらっしていたんですね~。
返信削除クラーク美術館は、家族全員が大好きな美術館で良く行くんですよ。
でも、まだピカソ・ドガの特別展はまだでしたので、とても参考になりました。
クラーク美術館の同じ敷地内にある安藤忠雄氏がデザインされた「ストーン・ヒル」ギャラリーも素晴らしいようですよ。
私たちが訪れるときは、閉館の時ばかりで、周囲を散歩しただけで、展示はまだみていないのですが・・・。
お写真、素晴らしく、いつも楽しませていただいております~。
ちょっと、嬉しくなってコメントさせていただきました。
Ritsukoさん、コメントありがとうございました。クラーク美術館には初めて行きました。すばらしい美術館ですね。「ストーン・ヒル」にも行ってきました。Juan Munozの作品はそこに展示してありました。
返信削除バークシャーの景色は最高ですね。うらやましい。
gostei muito das imagens
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