2010年2月28日日曜日

クー: 初めての診察(Coo - First Vet)

クーちゃんが我家にやってきて早や2週間になる。只今生後11週。少し大きくなったかもしれないが、体重はまだ1キロちょっと。

先週初めてツメを切った。インターネットの記事やYouTubeのビデオで勉強したが、初めてなので恐る恐る。人間もネコも緊張した。子ネコなので、切るのは先端の1ミリ程度。

天気がいいと日向が気持ち良さそう。

日向で丸くなったクーちゃん。

先週はお風呂にも入れた。お風呂といっても洗面所にお湯をはっただけ。両手両足を広げていやがるので、ちょっとお湯につけただけ。ぬれると本当に小さくなる。あとはバスタオルでごしごし。乾くとまたフワフワのネコに変身する。是非お風呂好きのネコに育って欲しい。

昨日、初めて獣医のところに予防接種と診察に出かけた。隣町のウーバン(Woburn)にあるAdams Animal Clinic。友人のイヌの掛かりつけの病院。ネットでの評判も上々。

先週買った新しいキャリング・ケースに入れられて、かなり緊張気味のクーちゃん。家の外に出るのも初めてなら、待合室にいた他の動物を見るのも初めて。

この動物病院はこじんまりとした農家のような建物を使っている。数人の獣医がいるようだが、昨日はDr. O'Neil(女性)が診察してくれた。

予防接種をして、聴診・触診。注射をされても泣かなかった。えらい。緊張し過ぎて反応できなかったのかもしれない。検便の結果は月曜に電話で。少し目やにが出ていたので、抗生物質の入った目薬をもらって帰った。

Dr. O'Neilが、予防注射の後は一日静かかもしれないと言っていたが、その通り、昨日から今日にかけてクーは本当によく寝た。身体も少し熱があるようであったかい。かわいそう。でも、まあ右の写真のような状態で、それほど深刻というわけではない。

クーちゃんは食が細いようなのでDr. O'Neilに相談したところ、IAMSの子ネコ用のキャット・フードを薦められた。さっそく近所のペットショップで買ってきた。確かに食べる。ちょっと安心した。

クーちゃんが野菜(特にアスパラ)好きだということも発見した。

今日の午後からは復活して遊び始めた。私のサンダルはクーの(クーだけの)お気に入りの遊び場。

アレルギーの心配もあるし、ネコは寝室には入れないという前提で買い始めた。最初の2日は次女がソファーで一緒に寝た。3日目は、次女が大学に帰ったので一人で寝た。4日目はかわいそうなので、我々のベッドで寝た。それ以来、クーちゃんは我々のベッドで寝ている。こうなるような予感はあった。

2010年2月24日水曜日

五嶋龍(Ryu Goto)

ボストン東スクールBoston Higashi School)主催の五嶋龍の無料コンサートに妻と出かけた。五嶋龍はハーバード大学の3年生(物理学専攻)で、言わば地元。

ボストン東スクールは、武蔵野東学園の「生活療法」を基にボストン郊外に設立された自閉症児を対象とする全寮制の学校。このコンサートは、五嶋龍のバイオリン演奏を自閉症児達に聞かせることなので、我々一般人は百数十名の生徒の後ろに座らせてもらった。

1時間以上のコンサートだったので、じっとしていられない生徒や声を発してしまう生徒もいたが、それに迅速に対処するプロの先生方の様子も伺えて興味深かった。

演目は旋律が有名な曲から、(おそらく)技巧的に面白い曲までいろいろで、我々も楽しませてもらった。

2010年2月13日土曜日

クーちゃんが来た!(Coo Has Joind Us!)

待ちに待ったクーちゃんがとうとう我家にやって来た!

クーちゃんは12月13日生まれ、今日(2月13日)で生後約9週になる。ようやく乳離れができる時期なので、ニューヨークのブリーダーのところまで妻と二人で迎えに行った。

年末に、マサチューセッツ州内および隣接するいくつかの州(ニューヨーク、コネチカット、バーモント)のブリーダーにメールを書いてサイベリアン・フォーレスト・キャットが手に入るかどうかを問い合わせた結果、ようやくこのニューヨーク州のブリーダー(Ablaze Sunbeam Siberians)で生まれて18日目の子ネコが見つかった。


クーちゃんは、残された最後の2匹のうちの1匹。大きくて活発そうな方を選んだ(上の写真、好奇心と字が書いてあるようだ)。実は、Jiroという茶色の活発なネコとJayceeというシルバーのやや大人しい2匹から選ぶはずだったのだが、私達より優先権を持つ人が引き取りに来た際、もともと引き取るはずだったシルバーのJasperがなつかず、Jiroがゴロゴロ寄ってきたということでJiroを連れて帰った(こういう出会いを運命的だと思うアメリカ人が多いようだが(私の部下によるとネコが飼い主を選ぶらしい)、私は一時的な偶然だと思う)。従って、私達は共にシルバーのJayceeとJasperから、より活発そうなJasperを選んだ(ブリーダーの家を出た直後にクーちゃん(Coo)に変名!)。

最初はStephenがクーちゃんになるはずだったのが、JayceeかJiroになり、最終的にJasperになるなんて、二転三転、こういうのを運命的な出会いというのです(記事1記事2記事3)。

ということで、クーちゃんはシルバーのトラのハンサムな990グラムの雄ネコ(下の写真でリモコンと比較すると大きさが分かるかも)。サイベリアン・フォーレスト・キャットはアレルギーが出にくい種類と言われている。今のところ家族全員、ほとんどアレルギー反応は出ていないようだ。

ニューヨークのブリーダーのところまではちょうど200マイル、3時間弱のドライブ。帰りは、クーちゃんをケージに入れて運んだのだが、一人になるのは嫌いらしく、常にケージに手を入れてかまっていないとみゃーみゃーとすごい主張をする(先が思いやられる)。

帰り道に大学に寄って次女をピックアップ。始めてのことばかりで、私達も疲れたが、クーちゃんも疲れて昨夜は次女と寝たようだ。

カリフォルニアにいる長女とはスカイプでご対面。長女は、クーに会いに春休みに帰って来るようだ。

2010年2月7日日曜日

ロードアイランド造形大学(RISD: Rhode Island School of Design)

我家のメイン・バンク=バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)のサービス=「美術館を身近に(Museums on Us)」では毎月第一土曜・日曜に各州数箇所ずつの美術館・博物館が無料になる。

マサチューセッツ州内の対象となる美術館・博物館は行き尽くしてしまったので、ロードアイランドに進出することにした。ロードアイランドの州都=プロビデンスにあるRISD(Rhode Island School of Design)付属美術館に妻と二人で出かけた。レキシントンの自宅からは90キロ強だが、日曜の朝ということもあり、45分程度で着いた。平均時速120キロ強。この辺はアメリカの便利なところ。

RISDリズディーと発音する)は、日本ではあまり知られていないが、アメリカ有数の美術大学で「美大のハーバード」とも呼ばれる。

美大の付属美術館としては非常に規模の大きいものだと思うが、古代美術から中世、印象派、コンテンポラリーまで幅広く収集しているので、一つ一つを深く展示するというよりは、「ここに来れば一応全部学べる」という感じがする。美大の付属美術館のポリシーとしては納得できる。これはハーバードの付属博物館でも感じたこと。

モネClaude Monet)のこんな作品もあった。拡大してみると、少女が如何にさり気なく、しかし上手に描かれているかが分かる。

ルノアールPierre-Auguste Renoir)のこんな作品も。ボストン美術館の作品のように鮮やかなものではないが、よく見ると確かにルノアールの作品だなと思う。

お腹が空いたので売店を一周して(例によって見るだけ)美術館を後にした。

帰り道、SUBWAYによってFootlong(約30センチ)のサブを注文。5ドルは比較的安いように思う。半分に切ってもらうと二人前に変身する。

天気も良かったし、なかなか楽しい半日を過ごすことができた。

2010年2月6日土曜日

新年会(Company Annual Soiree)

以前にも紹介した(2006年)会社の新年会。今年は経費節減のため、ボストンではなく、郊外のホテルで開催。

自由の国アメリカでは、一般的にこういう団体行動は好まれないのだが、会社の福利厚生の一環として、またコミュニケーションの場として重視されているようだ。

食事の後、余興としてシニア・マネジメントによるバンド演奏、プロのDJによるダンス・パーティーなど。我々のように踊らない人はちょっと早めに失礼。

タレント・ショー(Talent Show)

毎年恒例となったボストン日本語学校のタレント・ショー。生徒が実行委員会を作り、PTAが協力して運営する。なかなかすばらしい。

あどけない女の子のヒップホップダンス。文句なしにかわいい。一方、歌やピアノの発表は、よほど上手くないとつまらない。

これは、フラフープとルービック・キューブという意外な組み合わせ。最初は何だろうと思ったが、フラフープの回る勢いとルービック・キューブを操る手先のスピードが想像を上回り、拍手喝采。また、少年の顔が、こういうことをやりそうな感じでないところもいい。同じ少年がフラフープを回しながらバイオリンを弾くというのもあったのだが、ルービック・キューブほどのインパクトはない。柳の下のどじょう?

今年は剣道の演武があった。ボストンにいて日本の武術を学べるとはすばらしい。きりりとしていい。アメリカでは、きりりとするような機会はないので、新鮮。

最後の出し物は恒例のスイングガイズのバンド演奏。泊り込みの練習の成果や如何に。

今年は、ジブリ・メドレー、SMAPメドレー、ビートルズ・メドレーを披露。

2010年2月3日水曜日

結婚XX周年記念行事第6弾(最終):Hiromi@スカラーズ・ジャズ・クラブ(Wedding Anniversary Event #6, Final: Hiromi at Scullers Jazz Club)


ジャズ・ピアニストのHiromi(上原ひろみ)が、ボストンの老舗ジャズ・クラブ=スカラーズ・ジャズ・クラブ(Scullers Jazz Club)にやってきたので妻と友人夫婦の四人で出かけた。スカラーズはレキシントンの自宅から車で20分くらい、チャールズ・リバー沿いのダブル・ツリー・ホテル(Doubletree Guest Suites Boston)の2階にある<地図>。

前回Hiromiのステージを見たのは去年の5月23日、約8ヶ月ぶり。そして、結婚XX周年記念行事第1弾は、昨年10月20日、同じくスカラーズでの三輪洋子のステージだった。あれから、約3ヶ月間、本当によく遊んだ。

前回のステージはギター、ベース、ドラムが加わって、主に"Time Control"という彼女のCDをカバーしていた。今回はピアノ・ソロで、どうなるんだろうと思っていたが、非常に激しい曲からスローな曲まで縦横無尽に「聞かせた」。なるほど一人で充分。そして、彼女が飛び跳ねる振動まで伝わってくるライブは最高にいい。実際、演奏の間は、妻や友人夫婦の存在もほぼ9割方忘れていた。

彼女は、バークリー音楽院(Berklee College of Music、ボストンにある世界的に有名な音楽学校)に5年通っていたと言ってが、Wikipediaで見ると、主席で卒業している。何かを伝えるには、やはり技巧も大事なんですね。バークリー音楽院時代の恩師も来ていたようで、ちょっとemotionalになっていると言っていた。ボストンは彼女の音楽の原点かもしれない。

結婚XX周年記念行事第1弾:Yoko Miwa@スカラーズ・ジャズ・クラブ
結婚XX周年記念行事第2弾:ボストン・ハーバー・クルーズ
結婚XX周年記念行事第3弾:フォー・シーズンズとル・エスペリエ@ボストン
結婚XX周年記念行事第4弾:ヨーヨー・マ@ボストン・シンフォニー
結婚XX周年記念行事第5弾:ロンドン、一日目
結婚XX周年記念行事第5弾:ロンドン、二日目
結婚XX周年記念行事第5弾:ロンドン、三日目
結婚XX周年記念行事第5弾:ロンドン、四日目
結婚XX周年記念行事第6弾:Hiromi@スカラーズ・ジャズ・クラブ