1979年9月1日土曜日

私のアジア紀行 = はじめに

はじめに
タイ編(第1日~10日) Japan-Bangkok-Chiangmai-Bangkok-
インド編(第10~38日) -Bombay-Poona-Aurangabad-Ellora-Ajanta-Agra-Varanasi-
ネパール編(第38日~53日) -Kathmandu-Pokhara-Kathmandu-Bangkok-Japan

<私のアジア紀行>は、1979年7月10日から8月31日の約50日間、私が生まれて初めて海外旅行に出かけたときの記録です。

写真上=オレ/僕、中=神様、下=ヤギュー

タイ・インド・ネパールは、多少とも精神的に屈折した学生にとって神秘的な存在となりつつありましたが、当時、海外旅行そのものが現在ほどポピュラーではなく、まだまだ "冒険" の要素を残していました。見るもの聞くものすべてが目新しく、不可思議・不可解で、それまで自分を支えてきた価値観、存在感、人生観などを全面的に見直すいい機会となりました。その過程で再形成された視点や視野は、現在もなお私の基盤の一部となっているように思います。その意味で、初めての海外旅行先が欧米先進国でなく、"アジア" だったことは、私にとって運命的だったかもしれません。


タイ・インドと行動をともにした柳生直樹とはベナレスで別れました。彼はイギリスへ飛び、自由人となりました。私はネパール経由で日本へ帰り、社会人となりました。それは大きな選択だったようにも思えるし、どちらを選択しても私は今と同じ私になっていたような気もします。

餞別の代償としてこの記録を義務づけた藤原浩司に心から感謝します。

当時の通貨交換レート:$1=¥200、B1(バーツ)=¥10、1Rs(インド・ルピー)=¥25、1Rs(ネパール・ルピー)=¥15

写真は、紙焼きをデジタル・カメラで接写したものです。画質はよくありません。また、残念ながらほとんどスライド・フィルムを使ったので、必ずしも気に入ったものを載せられたわけではありません。

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