2011年6月2日木曜日

ニップル・マーカー(Nipple Marker)

<iPhone Photo>
胸部X線写真を撮ってもらうために会社指定の産業病院、ケンブリッジにあるマウント・アーバン病院(Mount Auburn Hospital)へ出かけた。

再来週出張予定のモントリオールの委託研究所でサルの施設に入る予定なので、結核菌(TB: tubercle bacillus)に感染していないことを証明しなければならない。ご存知のように、日本人はBCG接種で陽転しているのでツベリクリンは陽性に出る。従って肺のX線写真を撮って医師に診断書を書いてもらうしか手がない。

受付を済ませて撮影室に向うと、看護婦にその場で上着を脱ぐように言われ、例の冷たい板に胸を押し付ける直前、ボソボソと何か言われたかと思うと急に両方の乳首に小さなシールを貼られた。初体験だし、急なことで動揺を隠せないまま大きく息を吸って、とめている間に考えた。そういえば同僚のTさんも数ヶ月前にX線写真撮ってもらってたな。どうだったんだろう?(本人に確認したところ、女性の場合は自分で貼るらしい。他人事ながらホッとする。)

後でネットで調べてみると、肺のX線写真では、乳首の影と腫瘍の影が区別しにくいため、乳首の場所を示すマーカーが導入されたらしい。ということで、皆さんも胸部X線写真を撮るときには驚かないようにね。

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