全くの偶然で伊丹十三の「女たちよ!」と東海林さだおの「ナンデカ? の発想」を続けて読んだ。
2冊ともボストン日本語学校のブック・フェアで買った、3冊か4冊で1ドルの古本。伊丹十三のが昭和43年、東海林さだおのが昭和63年単行本(多分連載はもっと前)と随分古い。
東海林さだおの本は初めて読んだが、もう少し気の利いた知識人かと思ったら、ありふれた題材を少し斜めから解説するという手法で、特に独創性があるとも思えない。斜に構えるのであれば昨年亡くなったつかこうへいなどが格段上。
伊丹十三の本も初めて読んだ。なかなかの知識人、自由人でインターナショナルでもある。単にお金持ちの遊び人という見方もあるが、鼻持ちならないという感じはしない。また何か、もっと最近のものを読んでみたい。
というわけで、今回は伊丹十三の勝ち(前回の井上ひさし VS. 立松和平は圧倒的に井上ひさしの勝ちだった)。
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