金曜日の夜遅く、大学時代の友人からメールが入った。仕事でニューヨークに来ている、日曜の午後にボストンに移動するので「暇だったらお茶でも如何?」という懐かしい誘い文句。もちろん「ぜひ会おう」と返事をした。
日曜の3時頃、妻(同じく同窓生)と二人で彼の宿泊先へ迎えに行った。数十年前の癖のある雰囲気を残したまま白髪の会社の偉いさんになっているのがおかしい(もちろんお互い様なんだけど)。私はこれまでに何度か東京で会っているが、妻は初めてなので記憶との「ギャップ」が大きかったかもしれない。
ボストン市街を観光しながら話すか、郊外へ出るか、どちらがいいかと聞くと、一人では行けない郊外がいいというので、歴史の町=コンコード(Concord)でカヤッキングと洒落込むことにした。今日は朝から雲一つない完璧なカヤック日和で、ようやく木々が萌え始めたボストンを味わうには最高。空の色もすばらしい。
車の中で話しながら、数十分で現地到着。すぐにカヤックを借りてコンコード川に入る。
カヤックは水面に近いので、自然との一体感が強い。久しぶりに会った昔の友だちと、アメリカでカヤックを漕いでいるのは、不思議なような、全く不思議でないような。でも、少なくとも数十年前、共に大学で学んでいたころ、こんな会い方をするとは想像もしなかった。
朋あり遠方より来る、また楽しからずや。
1.5キロくらい下って、史跡の Old North Bridge の下をくぐったところで折り返し South Bridge Boad House に戻った(帰りに流れに逆らうのはつらい)。
慣れない運動をしてお腹が空いた。おいしいクラムチャウダーが食べたいというリクエストに答えて、眺望のすばらしい Swampscott 海岸の Red Rock Bistro で夕食。
おいしいものを食べながら、遠くに見えるボストンのダウンタウンが夕日に染まり、そして夜景に変るまで、いろいろな話をした。
他の友達の消息などを聞いていると、随分変った奴等が回りにいたんだなあ、と思う(もちろん、これもお互い様なんだけど)。そして、いろいろな意味で、思えば遠くへ来たもんだ、と思う。
今日は、懐かしい友だちと青空の下でカヤッキング、そしてすばらしい夕日を見ながらの夕食、何ともゴージャスな一日だったなあ。
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