2008年10月26日日曜日

紅葉:ウーバン(Fall Foliage: Woburn)

紅葉に相当する英語はfall foliage, autumn leaf coloration, red leavesなど何種類もある。このことは、日本人が紅葉という言葉から連想する秋の気配や映像が概ね同じようなものなのに、アメリカではそういう概念そのものが確立されていないということを示しているような気がする。

右の写真は隣町のウーバン(Woburn)にあるHorn Pondの景色。よく散歩に出かける。

そのHorn Pondに接する小高い丘に登ると遠くにボストンのビル群が眺められる。左側がボストンのダウン・タウンで、右側の2つの高層ビルはジョン・ハンコック・ビル(左)とプルーデンシャル・センター・ビル(右)。ここからボストンまでは直線距離で15キロ程度<地図>。

これは自宅近くの紅葉。

紅葉の概念が確立されていないからといってアメリカ人が紅葉を全く楽しまないということにはならない。ボストンから車で2時間程度のニューハンプシャー州(New Hampshire)にあるカンカガマス・ハイウェイ(Kancumagus Scenic Hyway)は世界一紅葉が美しいとされ、ヨーロッパからの観光客も多い。

2008年10月17日金曜日

上海(Shanghai)

5ヶ月ぶりに上海を訪れた。関連会社の研究所の開所式に招待されたのだ。前回、今年の5月に来たときには、宿泊したグランド・ハイアット上海Grand Hyatt Shanghai)の入るJin Mao Tower(421メートル)が一番高いビルだったのだが、Shanghai World Financial Center(101階、492メートル)が完成し、上海で2番目、世界で9番目になってしまった。上海の急速な発展の象徴といっていい。

新しくできたShanghai World Financial Centerのビルは横からみるとこんな感じ。高さ450メートル。ちなみに横浜のランドマークは296メートルだから、このビルが如何に高いかが分かる。

Jin Mao Towerは88階建てで、53~87回にハイアット・ホテルが入っている。ホテルとしては今でも世界で一番高い。私は83階に泊まった。眺めは当然最高で、部屋も良かったが、値段も高かった。

研究所の開所式は、洋式と中国式が混然一体となって大変面白いものだった。写真のドラゴン・ダンスは写真もすごいが、やかましい音楽が入る実物はさらにすごい。開所式の終わりには、日本の結婚式の引き出物のようなものが渡され、ちょっと期待したのだが、過剰包装で目ぼしいものはなかった。

今回は上海で叔父に会えることができて本当に良かった。