我家のメイン・バンク=バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)のサービス=「美術館を身近に(Museums on Us)」では毎月第一土曜・日曜に各州数箇所ずつの美術館・博物館が無料になる。
マサチューセッツ州内の対象となる美術館・博物館は行き尽くしてしまったので、ニューハンプシャー(New Hampshire)に進出することにした。ニューハンプシャー最大の都市=マンチェスター(Manchester)にあるカリア美術館(Currier Museum of Art)に妻と次女の三人で出かけた。
自宅からは車で45分程度(高速料金=往復2ドル)。
マンチェスターに着いたのがお昼近くになってしまったので、先ずは腹ごしらえ。レストランに行くほどでもないときにはSubwayのサブがファーストフードの中では一番まとも。上の写真のように1フット(約30センチ)のサブが5ドル。十分二人で食べれる。飲み物は1ドル59セント。
美術館の入り口付近に展示してあったガラス球。大変美しい細工だが、実用的にはペーパー・ウェイトだったとは初めて知った。
モネ(Claude Monet)のThe Seine at Bougival。若い頃の作品のようで、睡蓮の花はないが、人々の描き方がモネっぽい感じがする。
ピカソ(Pablo Picaso)の椅子に座る女(Woman Seated in a Chair)。第二次世界大戦中にパリで書いたものらしい。
アメリカのいいところの一つは、美術館で真近にすばらしい絵を鑑賞できること。
写真のような陰影、というか絵の具の様子そのままが見て取れる。
これはオランダの画家によるかなり古い絵。1617年作。
ブドウの実にとまるビビッドなハエやテーブルの上の水滴が見事。
写真のない時代だとこういう絵の価値は一層高かっただろうな。
マサチューセッツ州、セーラム生まれのFrank Weston BensonによるThe Reader(1910)。これは落ち着いたいい絵だったな。
この美術館の呼び物のひとつ、世界的に有名な建築家=Frank Lloyd WrightがデザインしたZimmerman House(1950)のツアー。20ドルもするので遠慮して、右の模型の写真を撮って満足する。
水彩画の特別展(From Homer to Hopper: American Watercolor Masterworks from the Currier Museum of Art)をやっていた。これが水彩画?と疑いたくなるような表現力の高い作品がいっぱい。写真が撮れなくて残念。
美術館のカフェ=Winter Garden Cafeで一休み。
ゴディバ(アメリカではガダイバと発音する)のチョコレート・チーズケーキ(4ドル75セント)とコーヒー(2ドル)。ケーキは意外と甘さ控えめで良かった。値段も良心的。
水彩画の特別展に感化されて、帰宅してから水彩画を始めようと思ったら、次女が水彩色鉛筆、水彩画用のスケッチブック、さらに入門書まで出してきてくれた。随分前にも感化されたってことだね。時代は回る。
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