2011年1月12日水曜日

ブリザード(Blizzard)

12日の雪はなかなかのものだった。夜半から降り始めた雪は、朝方最も強く降り、徐々に弱まったもののほぼ一日中振り続けた。

レキシントンでは60センチ以上積もったように思う。この辺りは大抵粉雪なのだが、今回は気温がそれほど低くならず、重たい雪が降った。

雪の重みで裏の雑木林の枝が折れて、パシーンという音が響いた。

ブリザードの中では景色が白黒になってしまう。

レキシントンでは、前日(11日)の夜の段階で、すべての学校と公共施設の閉鎖が決定され(自動音声の電話がかかってくる)、12日の朝にはマサチューセッツ州の全職員(緊急時対応要員を除く)の自宅待機が決定された。

しかし、会社は、州に非常事態が宣言されない限り休みにならない。ここからがアメリカの面白いところだが、では会社が休みにならないと社員が万難を排して出勤するかというとそういうことにはならない。もちろん、会社は休みではないわけだから、出勤しようと努力はしなければならないわけだが、それは事故などのリスクを犯しても出勤しなければならないということではない。結局は自分や直属の上司の判断で出勤する人もいれば(今回は少なかったと思う)、自宅から働く人もいる(管理職はその是非を的確に判断しなければならない)。この辺の実質主義はなかなか日本人には真似ができないところかもしれない。

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