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バルセロナ三日目。
ホテルの朝食。
各種ハムやチーズに浮き足立って、奥の方にタマゴ料理のコーナーがあることに2日目まで気付かなかった。
朝からイベリコ・ハム食べ放題って贅沢だなあ。
さて、今日はバルセロナ郊外、北西60キロにあるモンセラート(山中の教会と修道院)へ行くことにしたのだが、何せ「地球の歩き方」を盗まれてしまったので、その「モンセラート」の地名すら思い浮かばない。
スペイン広場のカタルーニャ鉄道の駅で駅員に説明し、モンセラート行きの往復チケット(登山電車込み)をゲット。
為せば成る。
カタルーニャ鉄道の中は、朝の通勤風景。フランスでもそうだったが、通勤列車の中は何処もあまりパッとしない。
そんな中、レゲー風の兄貴。
そして、乗り降りの邪魔になるところでは座リ込まないように、とのサイン。
カタルーニャ鉄道で一時間強で Monistrol de Montserrat 駅に着く。
ここで緑色の登山電車に乗り換える。
登山電車の内部。
登山電車はこんな感じでガンガン昇っていく。
軌道の間にあるのはラッチ式鉄道の歯軌条(ラックレール)で、電車の歯車がこれをとらえて急な坂を昇る。
あっと言う間に絶壁を見下ろすような景色に。
車幅に比べて軌道が狭いような気がして不安になる。
スピードを出したらこけるような気がする。
20分ほどで
ここは、かの文豪ゲーテに「魔の山」と言わしめ、ワグナーはオペラ「パルジファル」の舞台に選んだとか。
標高720メートル。
これは教会と修道院。こんな高い山の中によくも作ったものだ。
修道院が建てられたのは1023年、千年近く前。
永平寺もすごいと思うが、これは石だからね。
教会正面のキリストと12使徒の像。
ミサの最中で教会の中に入れないし、天気も良くないので早めの昼食。
サンドイッチとコーヒー。これは、どこで食べてもあまり外れることはない。
山小屋風のレストラン。
年寄りのカップルが多いな、と思ったが自分達のことはすっかり棚に上げていた。
フニクラでさらに300メートルほど昇る。上は3.3度。
フニクラから臨むモンセラートの教会。
フニクラだから必ず真中で昇りと下りがすれ違う。
モンセラートのさらに上にある修道院、Ermita de Sant Dimes。
雲の中で一層神秘的に。
道標。標高975メートル。
Sant Jeroni への道を少し歩く。
巨大な岩山の些細なひっかき傷のような道がみえるだろうか?
この奇岩、かなり大きい。
そのスケールを頭に入れて見ると、大変壮大な景色だ。
実に圧倒される。
随分遠くの山の電波塔。
モンセラートを臨む。
中腹の修道院、Ermita de Sant Benet。
モンセラート修道院。
フニクラが昇ってくる。足を組む運
奇岩。左端の岩の天辺には人間が。拡大すると見えるかも。
フニクラの下の駅から見たモンセラートの全景。晴れると全く違って見える。
名前のついた人間の鼻のような岩。
再度教会と修道院。晴れると全然違って見える。
古いパイプオルガン。
最初はそういう絵なのかと思ったが、実はステンドグラスの光が絵を飾っている。
ちょっと神秘的ですね。
ここにもステンドグラスを通り抜けた光が。
昔、食べるのが精一杯だったころは、こんなものを見たら、この世のものとは思えなかっただろうね。
階段の壁画。
寄付を促す像。
押し付けがましくはなく、かといって素通りもしにくい微妙なバランス。
パンフレットによると、エスコラと呼ばれる木製の彫刻は、モンセラートの少年聖歌隊の一員となることを望み、一日だけその望みがかなった病気の子供の肖像。少年の死後、彼らの両親は、このような形で少年の望みを不死身の形に残した。
いわれのありそうな扉。
黒いキリストと聖母マリア像。
この教会の本尊。マリア像の右手の地球に触れるとご利益があるらしい。
パンフレットによると、彫刻は聖母マリアを「神の母の威厳」または「知恵の王座」とし、女王、母、処女を表現している。右手には宇宙空間を、左手には祝福された子供、イエスを捧げている。子供は我々を祝福し、生と豊穣の印である松ぼっくりを手にしている。(若干日本語が怪しい)
信者が灯すロウソクの明かり。
パンフレットによると、この道で灯される小さなランプと昼夜灯される大ろうそくは、聖母マリアを訪れ、祈った人々とその家族たちがいつまでも彼女の側で過ごしたいと望む献身と祈りの証。
教会内部。もっとも奥に先ほどの黒いキリストと聖母マリア像がある。
フニクラの駅から山の上へ軌道が延びる様子。かなり急なのが分かる。
遠足に来ていた子供達。大変行儀が悪い。
横から見た修道院。
山を下る。
晴れたので景色も軽やか。
下りの登山電車(登山電車が下山?)は途中の Monistrol-Vila 駅止まり。
次の電車をここで20分ほど待つことになった。
切符の自動販売機。
怖ろしく何もないところで、だだっ広い。売店でコーヒーを買う。
コーヒーと食べ残しのサンドイッチが実においしい。
カタルーニャ鉄道に乗り換え、バルセロナに戻る。
カタルーニャ鉄道を降り、スペイン広場へ。
スペイン広場から見たカタルーニャ美術館。大変りっぱな建物。
歩いてこの丘を登ることにした。
振り返るとスペイン広場にある闘牛場、Plaze de Toros les Arenes が見える。
カタルーニャ美術館から見るバルセロナ市街。
カタルーニャ美術館で見る夕日。
カタルーニャ美術館付近から見るサグラダ・ファミリア教会。
カタルーニャ美術館付近からみるアグバール・タワー(Torre Agbar)。
カタルーニャ美術館の夕日。
せっかくなのでバルセロナ・オリンピックス・タジアムまで足を延ばす。
この建物、私の叔父が構造力学部分を担当。
黒猫が走る。
ミロ美術館の前を通り過ぎる。明日来よう。
ロープウェーでモンジュイックの丘の頂上へ行き、夕日を眺めようと思ったが、行けるけど帰って来れないと言われて諦める。
写真のフニクラで下のパラルレル(Palal・lel)駅へ。
地下鉄でパラルレル(Paral・lel)駅からドゥラサネス(Drassanes)駅へ。
地下鉄のドアの上の表示。旅行者には大変便利。
ドゥラサネス(Drassanes)駅を出るとコロンブスの塔がある。
その向こうは泊まっているホテル。
誰かスケーターでこけた?
ホテルには戻らず、左のヨット・ハーバーの方に歩いてこのレストランを発見。
1836年創業の老舗レストラン。
ガイドブックを盗まれてしまったので、パエリアのおいしい店として紹介されていたレストランは見つけられなかったが、「地球の歩き方」のスペイン編を持った日本人が何組か入ってきたので、ここも紹介されているに違いない。
盗まれたのは、「地球の歩き方」のバルセロナ編。
店名をあしらったテーブルクロスがしぶい。
オリーブオイルとバルサミコ酢を混ぜたものを付けるといくらでもパンが食べれる。
アンコウのスープに続いて、仔牛肉のカツレツ。単純だがこれがおいしい。
この店特製の海鮮パエリア。
海の幸が渾然一体となっておいしい。
満腹なので、夜道は多少危険かもしれないが、港を散歩しながらホテルの方に向かう。
マストの向こうに見えるのが我々が泊まっているホテル。
Rambla de Mar (Rambla of the Sea) の中のモール Moll d'Espanya。
ホテルからも見える。
ヨット・ハーバーとコロンブス通り。
ホテルの部屋からの夜景。
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