2009年9月4日金曜日

3.5連休のレキシントン(Lexington during the 3.5-Day Weekend)

今日(9月4日、金曜)から3.5日の連休。もともと9月7日(月曜)が祝日(Labor Day)で3連休だったところへ、会社が今日の午後を休みにしてくれたので、3.5連休になった(昨夜はフットボール観戦だったのでありがたい)。もともと連休の前になるとそわそわして仕事が手に着かない(自主的に早退してしまう人も多い)アメリカでは、会社もいっそ休みにした方が感謝されるだけましというもの。実質はあまり変わらない。「明日から連休だから今日中に仕事の目処をつけておかなければ」などと考えるのは日本人だけです。

我々もこの連休はゆっくり過ごそうということで、午後から妻と二人でわが町レキシントンのセンターに出かけた。目的は、センターのお菓子屋さん=Candy Castleで無料のアイスクリームをゲットすること。何年か前に次女が何かの副賞に学校でもらったタダ券だったが、問題なく使えた。

アメリカの駄菓子屋さんは大概毒々しいものばかり売っている(右上の写真)。アイスクリームは美味しい(右の写真)。

アイスクリームは史跡=バックマン・タバーン(Buchman Tavern)の前のベンチで食べた。ここは、アメリカ独立戦争当時の酒場で、77人の独立軍の兵士達がここに集結し、1775年4月19日の夜明け前にすぐ目の前のレキシントン・グリーン(バトル・グリーン)へ出て行ってイギリス軍を迎え撃った。また、負傷者はここで手当てを受けたらしい。当時の衣装を着た真面目な観光ガイドとツーリスト(右の写真)の前でぼんやりアイスクリームを食べていると、ちょっと申しわけないような気もする。

バックマン・タバーンの前の大木には何やら実が生っていたが、何の実なんだろうか。

すぐ近くにビジター・センターがある。右横の大木は私のお気に入り(関連記事)。ビジター・センターでは本やビデオ、Tシャツ、マグカップなどが売られている。レキシントン饅頭やバトル・クリーン煎餅がないのは残念だが、アメリカの土産物屋としては大変品揃えがいい。

土産物を見る人も、売る人も、ベンチで休んでいる人も、とてもスローだ。まわりがのんびりしていないと、こちらものんびりしにくい。

ビジター・センターの中にはこんなミニチュアの展示もある。当然、バトル・グリーンでの戦いの様子を再現したものだが、兵士一人一人の表情までよく作られている。

妻が、友人に送るカレンダーを買いたいというので、遠回りをして隣町の本屋さんに立ち寄った。バーンズ・アンド・ノーブル(Barnes and Noble)は大手の書籍店で、かなり広い店舗にコーヒー・ショップ(スターバックスのコーヒーを使っている)も併設されている。コーヒーを喫みながら悠々と本を読んで、そのまま買わずに返すということも可能。コーヒーを喫みながら、ノート・パソコンを広げて、とっかえひっかえ本を持ってきてレポートを書いている学生などをよく見かける。

日本の本屋のように混んでいないところがいい。7月の一時帰国の際、梅田の紀伊国屋書店に立寄ったが、あまりの人の多さに驚いた。あれでは本の品定めをする余裕もない。

結局、カレンダーは買わずに帰った。

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