2008年8月22日金曜日

モナドノック山(Mt. Monadnock)

一昨日(8/20/2008)、自宅から車で1時間半ほどのところ、ニューハンプシャー州にあるモナドノック山(Mt. Monadnock)に妻と登ってきた。インターネットの情報によると、富士山に次いで世界で2番目に登山者の多い山ということだが、多分富士山のことを知らない人が書いているんだろうと思う。駐車場(414 m)から頂上(965 m)まで、標高差約550メートルで、標準で登り2時間、下り1時間と書いてあったので、フムフムと出かけて行った。

しかし、登り始めると、大変な急勾配で、足元も悪く、年齢・体力・体重・心機能のことなどもあり、大いに難儀した。同じタイミングで上り始めた見知らぬおばさんは頂上をあきらめてしったが、気持ちはよく分かる。

1000メートルの山とはいえ、雨が降ったりしたら、結構あぶないポイントも多々。

頂上付近までくると、目的地まで道が開けるので、精神的には目処がつく。

やっと頂上に着き、パノラマをながめると、ご存知のようにそれまでの苦労がいっぺんで報われたような気持ちになる。そして、それまで散々文句を言っていた自分と違った自分になってしまう(ただし、この時点で下りのことは考えていない)。

山全体が褶曲していて、とても面白い。

これもご存知のように、実は下りも大変で、だんだん体重が支えられなくなっていく。頂上をあきらめたおばさんを途中で追い越したが、さてあのおばさんは結局どうなったのか、ちょっと気になる。最終的には、標準登り・下り3時間のところを、5時間近くかけて下界に下りてきた。しかし、時間はともかく、思いのほか険しい山を達成できて、めでたし、めでたし。そんなわけで、2日後の今日も筋肉痛で騒いでいる。

右の写真は頂上の水準点。

2008年8月21日木曜日

恐竜足跡博物館(Dinosaur State Park in Connecticut)

コネチカット州にある恐竜の足跡専門の博物館(Dinosaur State Park)。2億年前に恐竜が縦横に歩き回った跡が鮮やかに残った岩盤の上に右の写真のようにドームを建てて博物館にしたもの。

この博物館はボストンとニューヨークのちょうど中間に位置し、ハートフォード(Hartford)の南数マイル、州間高速91号線の23番出口の近くにある。

入館料は僅か5ドルなので、近くへ行く機会があったら是非寄ってみよう!

足跡化石(dinosaur track site)としては北アメリカ最大級。何種類もの恐竜が歩き回った跡があり、どの恐竜がどのように歩いたか、個々に詳しく研究されている。

このような一連の地道な研究から、例えば歩幅から走ったスピードを計算する技術が確立されたり、水中から陸上に上がる際に徐々に大きく鮮明になる足跡などの研究成果が生まれている。

コネティカット州、ニューヨーク州の北部やマサチューセッツ州の西部には、規模は小さいが、恐竜の足跡を間近に見れるところがあって、柵も何もないので、岩盤上の恐竜の足跡に合わせてピョンピョン歩けたりする。これは、恐竜ファンにとっては大変贅沢。

ではこれは何の化石でしょう?

大きさが分からないので難しいと思うが、何と「雨」の化石。もちろん雨のしずく(水)が化石になるわけはなく、これも恐竜の足跡と同じ印象化石-雨が泥の上に作った模様の化石。