2009年10月31日土曜日

Hマート(H-Mart)

セーラムからの帰り、韓国系のスーパー・マーケット=Hマート(H-Mart)に立寄って買い物をした。

東海岸と西海岸を中心に35店舗以上を展開する大手。マサチューセッツで最初の店舗が9月に隣町のバーリントン(3 Old Concord Rd., Burlington, MA 01803)に開店した。レキシントンの自宅からは車で5分ほどで、大変便利になった。

品揃えが豊富で、韓国人だけでなく、日本人・中国人・インド人なども対象とした商品が少量ずつ他品目用意されているような気がする。

これまでは、ニューヨークへ遊びに行ってニュージャージーの日系マーケット=ミツワで買い物をして帰る、というのが一つのパターンだったが、今後は確実に頻度が減ることになるだろう。

Hマートは韓国系だから、当然韓国系の食材=コリアン・バーベキュー(Korean BBQ、ブルコギ)やキムチが豊富で安い。私はキムチは嫌いだから全く関心がないが、ブルコギは美味しいと思う。

日本人を意識してか、鮮魚コーナーも充実している。刺身の盛り合わせやアラなども置いてある。比較的手に入りにくいタコやイカもある。

冷凍食品はこんな感じで、割高だが、うどんもそばも何種類か置いてある。

フード・コートはあまり大きくないが、韓国、日本、中国、インドをすべてカバーしているようだ。

今後一つずつ制覇していかねば。

最後にパン屋さんだが、日本のパン屋さんそっくりで、アンパンやその他の菓子パンも美味しそうなのだが、大変に高い。

アンパンが一つ2ドル50セントほどもしたように思う。いくら美味しくても、珍しくても、パン一つが2ドル50セントは私の許容範囲を超えている。会社の韓国人の化学者(Chemist)に聞いたら、韓国の有名なチェーン店で、オーナーは非常に儲かるらしいとのこと。そりゃ、あんな値段で買う人がいれば当然儲かる。消費者よ、もっと厳しくならなくちゃ!

本場セーラムでハロウィーン(Happy Halloween at Salem)

今日はハロウィーンHalloween)。偶然土曜日でもあり、アメリカで最もハロウィーンが似合う町=セーラムSalem)へ妻と二人で出かけた。

セーラムはレキシントンから車で30分ほどのところにある魔女狩りで有名な港町。

11時前にはセーラムに着いたのだが、想像を絶する人出(日本では珍しくない程度)で、公営駐車場はすでに満杯。ダービー・ストリート(Derby St.)沿いの臨時私営駐車場は25ドル(ただし翌朝まで)だったので、周囲を探し回ってようやくコングレス・ストリート(Congress St.)沿いに10ドルのを見つけた(地図)。

あまりにも人出がすごいので、到着早々だが混み合う前に昼食を済ませてしまおうということで、ダービー・ストリート沿いのブラザース食堂(Brother's Restaurant and Deli)に入った。少し行列に並んだが、無事テーブルで食事することができた。ここは、注文したものが驚くほどすばやく出てくる。僕はローストビーフ・サンドイッチを頼んだが、注文の5秒後には出来上がっていた。味も悪くない。

食堂には、すでに仮装した家族連れなどがいて、かなり気合が入っている。ハロウィーンは、こうして家族で楽しむものだとは知らなかった。

中央の赤いTシャツのおじさんは着ぐるみで仮装しているのではなく、ただ太っているのだ。左の女性グループもかなりのものだ。

食事とトイレを済ませていざ町中へ。

写真のように仮装した人たちや我々のように仮装していない人たちが立ち止まったり、ウロウロしたり、土産物屋に入ったり、お化け屋敷(Haunted House)に入ったりしている(他にあまりすることはない)。

移動遊園地も来ているが、この時間帯ではあまり人気がないようだ。おそらく夜になると行列ができるくらい混み合うのでは。

道路の所々に記念写真撮影用の人形が置いてある。右の写真の場合、記念撮影用の魔女の人形よりピンクのうさぎのおじさんの方が妙に面白いという怪現象が。

ハロウィーン用のデコレーションをした飲み物・食べ物の屋台。ホットドッグ、イタリアン・ソーセージ、ポップコーン、フライド・ドーFried Dough、ドーナッツ生地のあげパン)など。

ハロウィーンとは直接関係ないがおすもうさんの仮装発見。一応髪型も工夫している。

かなり手の込んだピエロの仮装。こいつ舌が長い。

この人は多分一般人で、この辺を一日中歩き回って、驚かれたり、気持ち悪がられたり、写真を撮られたり、ということに喜びを感じるのだろうから、気軽に声をかけて一緒に写真を撮ろう。

これは以前にも紹介したことのある「生きた彫像(Living Statue記事1記事2)」。なかなかの出来。

これは魔女の彫像なので、お金を払うと(1ドル)急に怖い顔になって、ちょっと怖い声も出す。そしてまた元に戻る。

通り掛かりの「13日の金曜日」のジェイソンの激写に成功。ジェイソンが通りがかるのも不思議だが、そのジェイソンが何人かいたように思う。恐ろしい。

コスチューム・ショップに長蛇の列。今更とも思うが、遅ればせながらも自分も仮装して参加したいと思う行動派はえらい。あるいは来年用? 来年用ならもうすぐセールになるはず。

これも上出来の仮装。背の高さが生かされてますね。記念写真のリクエストで引く手アマタ。今日は気温が20度前後まで上がったので、この仮装は楽じゃないと思うけど、人気があれば大満足でしょう。

こんなかわいい仮装も。

観光バスが何台も駐車していて、中から仮装した観光客が降りてくる。カナダのケベックから来ているバスもあった。今夜はセーラム周辺で仮装パーティーが多数開かれるので、丸一日、徹底的に遊ぶつもりなのだろう。

右のおじさんはウィニー?

セーラムには魔女博物館や魔女劇場がいくつかある。写真の魔女博物館では長蛇の列が。私たちは何度か来たことがあるので、今日はパス。

スタートレックの異星人風の仮装も面白い。写真のおばさんは妙に似合っている。

ここにいると、来年は自分達も仮装で参加しようかな、という気になるが、東洋人の顔はもう一つ仮装向きではないような気がする。

ウロウロ歩いているうちに3時間以上遊んでしまった。ダンキン・ドーナッツでコーヒーとドーナッツの休憩。これが一番安上がり。

こういう仮装デートはなかなか面白そう。

3時半ころにセーラムを発って帰宅。帰り道、対向車線はセーラムから何と高速道路まで5キロ以上の渋滞。これだけの車、どう考えてもセーラム周辺に駐車できるとは思えないが、どうなるんだろう。

帰宅して暗くなってきたころ、ドアのベルが鳴る。戸を開けると小さな子供達がトリック・オア・トリート(trick-or-treat、何もくれないと悪戯するぞー)というので、チョコレートなどのお菓子をあげる。

実にかわいい。こんな純真な目で何か(チョコレート)を欲しいと思ったことは近年ないな。

2009年10月27日火曜日

日帰り出張(Day Business Trip to NJ)

ニュージャージーへ日帰り出張に出かけた。

7時30分発の飛行機なので、余裕をみて6時過ぎに家を出たのだが、途中高速道路が渋滞し、若干あせった。

空港に隣接するセントラル・パーキングにようやく駐車できたのは7時少し前。まだ夜は明けきらず、iPhoneで撮影したボストン市街はこんな感じ。

遅れそうなのに写真を撮っている場合か、全く。

今回の出張はなかなか最終確認ができず、ギリギリで飛行機のチケットを取ったので、飛行時間が1時間以下のニュージャージーまでの往復が750ドルもした。昨夜インターネットでチェックインする際、10ドルでファースト・クラスにアップグレードするかと聞かれたので、当然ご購入(これは自腹)。

今回は我社から総勢7人が出張したので、空港から出張先まで、黒塗りの10人乗りストレッチ・リムジンをチャーターした。普通に見るストレッチ・リムジンよりドアが1枚多い。それでもタクシー3台に分乗するより安い(iPhoneで撮影)。

車内はこんな感じ(iPhoneで撮影)。

実は、会議のある研究所の玄関口にドーンとリムジンで乗りつけるつもりだったが、門衛のところで降ろされてしまった。先方が別の車を手配し、敷地内のビルまで送迎してくれた。最初はセキュリティの問題かと思っていたが、後で事情が分かった。リムジンが長すぎて方向転換できず、敷地の奥へ入ると出てこられなくなるかららしい。

帰りの便はファースト・クラスに無料でアップグレードできていたのだが、飛行機が遅れたため、同じく遅れている前の便の普通席に変更してもらった。いくらファーストでも遅く着くのでは意味がない。

今日はタフなスケジュールだったが、会議の成果は大きく、皆満足気であった。

2009年10月25日日曜日

秋晴れのボストン市街(Downtown Boston under the Crystalline Autmun Sky)

昨日は一日中強い雨が降っていたが、今日は一転秋晴れの爽快な休日。妻が所用で外出するので、久しぶりに一人で写真を撮りに出かけることにした。

最初にアーリントンの丘に登ってボストン市街の全景を眺めたが、昨日の雨のせいか若干霞んで見える。紅葉ももう少しすすむかもしれないと思ったが、9月の写真と比べると違いは一目瞭然。

バック・ベイ(Back Bay)の路上に駐車し(日曜はパーキング・メーターはタダ)、ボストンの繁華街=ニューベリー・ストリート(Newbury Street)に行ってみたが、朝が早くてまだ活気がない。太陽の角度が低いので通りが薄暗く見えるのか、陽射しが強すぎてコントラストが付き過ぎているのかよく分からない。

これはボストン市民図書館(Boston Public Library (BPL))。1848年設立でかなり歴史がある。アメリカで最初の無料の市民図書館だそうだ。長女が時々ここを利用して資料集めなどをしていたので、何度か送り迎えをした記憶がある。

図書館の右後ろにそびえるのがプルデンシャル・センター・ビル(Prudential Center Building)。

上の写真の図書館の角を右に行く通りがボイルストン・ストリート(Boylston Street)。ニューベリー・ストリートの一本南にある、これも目抜き通り。有名なブランドのお店が軒を連ねる。

さて200メートルほど歩くと道路の上に黄色い帯が見えてくる。これがボストン・マラソンのゴール・ラインなのだ。

ボストン市民図書館の、ボイルストン・ストリートをはさんだ反対側の角にあるのがオールド・ノース教会Old North Church)で、地下鉄T(ティー)のコプリー駅(Copley)と一体化していて面白い。

ボストン市民図書館の、今度はダートマス・ストリート(Dartmouth Street)をはさんだ反対側にはコプリー・スクエア(Copley Square)という公園があり、そこに由緒あるトリニティー教会(Trinity CHurch)がある。Wikipediaにも解説が出ている。

右の写真はトリニティー教会が隣のジョン・ハンコック・タワー(John Hancock Tower)に映り込んでいるところ。このビルは、60階建て、高さが241メートルで、ボストンで一番高く、世界で172番目に高いビルだそうだ。

トリニティー教会の内部。大変荘厳で落ち着いた感じのする教会だ。今日は日曜日で聖歌隊が賛美歌を合唱していた。

ボストン・コモンBoston Common)に移動した(以前の記事)。この写真は景色を撮ったのではなく、あまりに長い足に魅せられてついついシャッターを押してしまった。

ボストン・コモン周辺はさすがに路上駐車が空いていなくて、ボストン・コモンの地下にある市営駐車場を利用した。日曜日は終日11ドル。

1798年にボストン・コモンの北側、ビーコン・ヒル(Beacon Hill)に建てられたマサチューセッツ州の州会議事堂(Massachusetts State House)。

金色の屋根が秋晴れの空によく映える。星条旗の赤もポイントです。

ボストン・コモンからジョン・ハンコック・タワーの方向を眺めたところ。右奥にプルデンシャル・センター・ビルが見える。

ボストン・パブリック・ガーデンBoston Public Garden)は、Charles Streetをはさんでボストン・コモン(Boston Common)の西側に隣接し、1837年にアメリカ史上初の公立植物園として造園された<地図>。

しだれ柳が黄色く色づいている。

パブリック・ガーデン内の黄色に色づいた巨木。

公園内を巡回する騎馬警官。なかなか威厳があっていいが、自転車か徒歩で巡回してもらってもいいような気もする。

陽射しが強く、コントラストが強すぎる。

リス。日本人はリスが好きで、ほとんどの人はかわいいと思うようだが、こちらでは誰も注意を払わない。日本でいうと、スズメのような存在。

今日は昼食を取るのも忘れてボストン市街を歩き回った。秋晴れの清々しい一日を堪能した。

2009年10月23日金曜日

結婚XX周年記念行事第2弾:ボストン・ハーバー・クルーズ(Wedding Anniversary Event #2: Boston Harbor Cruise)

結婚XX周年記念行事第2弾として、妻と二人で金曜日のボストン港ディナー・クルーズ(Boston Harbor Cruise)に出かけた。オデッセイ号(Odyssey)でボストン港を周遊しながら夕食を楽しむ。

7時から乗船開始で、8時から11時までがクルーズ。昨年の7月にもこの船に乗ったが(記事)、10月後半になると7時だと真暗だ。

右の写真はオデッセイ号が停泊しているロウエス埠頭(Rowes Wharf)のビル。

夕食は3コースのディナー(3-course dinner)で、前菜(アペタイザー、appetizer)、メイン・コース(main course)、デザート(dessert)が選べる。オデッセイ号の名前入りの食器を使って豪華な雰囲気。

結婚XX周年記念行事第2弾ということだが、実はチケットは会社からもらった。何の都合か、50~60枚のチケットが手に入ったので社員で抽選。

同僚や同僚の配偶者あるいはパートナーと歓談していたら、知らぬ間にオデッセイ号は埠頭を離れてクルーズを始めていた。遠くの小さな馬蹄形の明るいところが上の写真のロウエス埠頭。

オデッセイ号は大型クルーザーだが、外見は巨大という感じはしない。しかし、何と850人乗りで、最大650人のパーティーも受け付けている。

デッキからダイニングに戻ると前菜(アペタイザー、appetizer)がやってきた。私はシーフード(Algentinean Scallops)を選んだ。他の選択肢はAntipasto Plata、Boston Bibb Salad、Lobster Bisque。

Algentinean Scallops = Atlantic Sea Scallops, Culf Shrimp and Blue Crab baked with Creamy Spinach and Au Cratin Parmesan Cheese.

食事が始まると各テーブルでの話が一層盛り上がる。

話題は、仕事の話、難しい話はご法度で、配偶者同伴なので家族や地域の話が多い。当たり障りのない話だが、仲間意識を醸成する効果はある。

腹ごなしにちょっと上のデッキに。クルーズだから見る位置がどんどん変わって、ボストンがいろいろな方向から楽しめる。

海から見るボストンのランドマークは何といってもこの時計塔(Custom House Tower)。1910年代に建てられたものだが、高さは151メートルもあって、いまでもボストンで17番目に高い建物らしい。

メインコースにはポーク(Boneless Pork Chop )を選んだ。今週の月曜日も外食で、その時はステーキを食べた(記事)。他の選択肢はTuscan Chiken、Syrah Braised Centuer Cut of Beef、Seafood Ravioli Gratinee、Haddock Almandine、Mediterranean Vegetable Purse。

Boneless Pork Chop = Grilled Boneless Pork finished with a Lemon Rosemary White Wine Reduction served with Double Baked Cheddar and Bacon Yukon Gold Potato.

このクルーズには生バンドがついていて、乗船直後から演奏していたが、食後はダンスタイムとなる。ダンス好きの人はガンガン踊る。

ボストンの比較的新しいランドマーク、チャールズ川にかかるバンカー・ヒル・ブリッジ(Leonard P. Zakim Bunker Hill Memorial Bridge)。デザインは好みの問題だが、よく目立つことは目立つ。

さて最後の締めくくり、デザート。私はチョコレート・ケーキ(Odyssey's Singature Decadent Chocolate Truffle Torte)を選んだ。他の選択肢はRaspberry Mousse Cup、NY Style Cheesecake、Traditional Key Lime Pie、Chef's Daily Special。

Odyssey's Singature Decadent Chocolate Truffle Torte = Rich Two Layer Moist Cake filled with a Delicate Chocolate Mousse fully enrobed in a smooth Dark Chocolate Ganache.

さて、お腹もふくれて、最後の夜景を楽しみにデッキに上がった。チャールズ川から南下して、右手にボストンを望む。澄み切った夜景がとても美しい。

今日は気温が低くくて(5度前後)、さらに風があったので体感温度はもっと低かった。

11時、無事、ロウエス埠頭(Rowes Wharf)に接岸。結婚XX周年記念行事第2弾、食事は上々、景色は最高、経費も駐車場代(10ドル)だけで済んだし、目出度し、目出度し。よく遊んだ。










結婚XX周年記念行事第1弾:Yoko Miwa@スカラーズ・ジャズ・クラブ
結婚XX周年記念行事第2弾:ボストン・ハーバー・クルーズ
結婚XX周年記念行事第3弾:フォー・シーズンズとル・エスペリエ@ボストン
結婚XX周年記念行事第4弾:ヨーヨー・マ@ボストン・シンフォニー
結婚XX周年記念行事第5弾:ロンドン、一日目
結婚XX周年記念行事第5弾:ロンドン、二日目
結婚XX周年記念行事第5弾:ロンドン、三日目
結婚XX周年記念行事第5弾:ロンドン、四日目
結婚XX周年記念行事第6弾:Hiromi@スカラーズ・ジャズ・クラブ