2008年12月29日月曜日

2008年12月24日水曜日

ニューヨークでクリスマス・イブ(Christmas Eve in New York)

久しぶりに家族全員でクリスマス・イブのニューヨークへ出かけた。ボストンからニューヨークは3~4時間のドライブ<地図>。アメリカのハイウェイは広くて車が少ないし、オート・ドライブも使えるので日本より疲れないような気がする。

タイムズ・スクエアに駐車してロックフェラー・センターRockefeller Center)辺りを探索。例の小さなスケート・リンクのところには恒例のクリスマス・ツリーが(最近は日本の方が立派なように思う)。

右の写真は、タイムズ・スクエアに出現した自由の女神。記念写真で生計を立てているとは知らなかった。

タイムズ・スクエアの最近の人気スポットは、トイレット・ペーパーのメーカーCharminが提供するレストルーム(期間限定)。この辺りには公衆トイレがないので、清潔でしかも無料は貴重。

今夜はバードランド(Birdland)というジャズ・クラブでディナーして、クリスマス・イブの生演奏を満喫しました。

2008年12月22日月曜日

雪(Snow in Lexington)

ボストンは北海道の旭川とほぼ同緯度にある。だから、私の住んでいるボストン郊外のレキシントンLexington)でも一晩でこんなに雪が降る。気温が低いのでさらさらの粉雪だ。朝日を反射して美しい。

2008年10月26日日曜日

紅葉:ウーバン(Fall Foliage: Woburn)

紅葉に相当する英語はfall foliage, autumn leaf coloration, red leavesなど何種類もある。このことは、日本人が紅葉という言葉から連想する秋の気配や映像が概ね同じようなものなのに、アメリカではそういう概念そのものが確立されていないということを示しているような気がする。

右の写真は隣町のウーバン(Woburn)にあるHorn Pondの景色。よく散歩に出かける。

そのHorn Pondに接する小高い丘に登ると遠くにボストンのビル群が眺められる。左側がボストンのダウン・タウンで、右側の2つの高層ビルはジョン・ハンコック・ビル(左)とプルーデンシャル・センター・ビル(右)。ここからボストンまでは直線距離で15キロ程度<地図>。

これは自宅近くの紅葉。

紅葉の概念が確立されていないからといってアメリカ人が紅葉を全く楽しまないということにはならない。ボストンから車で2時間程度のニューハンプシャー州(New Hampshire)にあるカンカガマス・ハイウェイ(Kancumagus Scenic Hyway)は世界一紅葉が美しいとされ、ヨーロッパからの観光客も多い。

2008年10月17日金曜日

上海(Shanghai)

5ヶ月ぶりに上海を訪れた。関連会社の研究所の開所式に招待されたのだ。前回、今年の5月に来たときには、宿泊したグランド・ハイアット上海Grand Hyatt Shanghai)の入るJin Mao Tower(421メートル)が一番高いビルだったのだが、Shanghai World Financial Center(101階、492メートル)が完成し、上海で2番目、世界で9番目になってしまった。上海の急速な発展の象徴といっていい。

新しくできたShanghai World Financial Centerのビルは横からみるとこんな感じ。高さ450メートル。ちなみに横浜のランドマークは296メートルだから、このビルが如何に高いかが分かる。

Jin Mao Towerは88階建てで、53~87回にハイアット・ホテルが入っている。ホテルとしては今でも世界で一番高い。私は83階に泊まった。眺めは当然最高で、部屋も良かったが、値段も高かった。

研究所の開所式は、洋式と中国式が混然一体となって大変面白いものだった。写真のドラゴン・ダンスは写真もすごいが、やかましい音楽が入る実物はさらにすごい。開所式の終わりには、日本の結婚式の引き出物のようなものが渡され、ちょっと期待したのだが、過剰包装で目ぼしいものはなかった。

今回は上海で叔父に会えることができて本当に良かった。

2008年9月7日日曜日

Photo - Galaxy



C-5B Galaxy and F-16 Fighting Falcon
Springfield, MA, 09/07/2008

航空ショー(Air Show)

車で2時間弱西に走ったウェストフィールド(Westfield)にある予備役空軍基地(Westover Air Reserve Base)まで航空ショー(Great New England Air Show)を見に行ってきた。無料。

大型輸送機C-5Bギャラクシーとアクロバット飛行チーム:サンダーバード(F-16 Fighting Falcon)。

離陸前のAV-8ハリアー(空中で静止したり、垂直に離着陸できる戦闘機)。

ホバリング中のハリアー、圧巻。このまま通常飛行へ移行。

F-18スーパー・ホーネット。これはすごかった。

スーパー・ホーネットの急上昇。主翼の上にベーパーが見えます。

スーパー・ホーネット、演技後に間近まで。

離陸直前のサンダーバード。

4機一度に離陸します。

一眼レフでないときついね。4機が常に編隊で演技、他の2機が単独演技をします。5マイル(8000m)一気上昇はすごかった。

でも今日は晴天でよかった。

2008年8月22日金曜日

モナドノック山(Mt. Monadnock)

一昨日(8/20/2008)、自宅から車で1時間半ほどのところ、ニューハンプシャー州にあるモナドノック山(Mt. Monadnock)に妻と登ってきた。インターネットの情報によると、富士山に次いで世界で2番目に登山者の多い山ということだが、多分富士山のことを知らない人が書いているんだろうと思う。駐車場(414 m)から頂上(965 m)まで、標高差約550メートルで、標準で登り2時間、下り1時間と書いてあったので、フムフムと出かけて行った。

しかし、登り始めると、大変な急勾配で、足元も悪く、年齢・体力・体重・心機能のことなどもあり、大いに難儀した。同じタイミングで上り始めた見知らぬおばさんは頂上をあきらめてしったが、気持ちはよく分かる。

1000メートルの山とはいえ、雨が降ったりしたら、結構あぶないポイントも多々。

頂上付近までくると、目的地まで道が開けるので、精神的には目処がつく。

やっと頂上に着き、パノラマをながめると、ご存知のようにそれまでの苦労がいっぺんで報われたような気持ちになる。そして、それまで散々文句を言っていた自分と違った自分になってしまう(ただし、この時点で下りのことは考えていない)。

山全体が褶曲していて、とても面白い。

これもご存知のように、実は下りも大変で、だんだん体重が支えられなくなっていく。頂上をあきらめたおばさんを途中で追い越したが、さてあのおばさんは結局どうなったのか、ちょっと気になる。最終的には、標準登り・下り3時間のところを、5時間近くかけて下界に下りてきた。しかし、時間はともかく、思いのほか険しい山を達成できて、めでたし、めでたし。そんなわけで、2日後の今日も筋肉痛で騒いでいる。

右の写真は頂上の水準点。

2008年8月21日木曜日

恐竜足跡博物館(Dinosaur State Park in Connecticut)

コネチカット州にある恐竜の足跡専門の博物館(Dinosaur State Park)。2億年前に恐竜が縦横に歩き回った跡が鮮やかに残った岩盤の上に右の写真のようにドームを建てて博物館にしたもの。

この博物館はボストンとニューヨークのちょうど中間に位置し、ハートフォード(Hartford)の南数マイル、州間高速91号線の23番出口の近くにある。

入館料は僅か5ドルなので、近くへ行く機会があったら是非寄ってみよう!

足跡化石(dinosaur track site)としては北アメリカ最大級。何種類もの恐竜が歩き回った跡があり、どの恐竜がどのように歩いたか、個々に詳しく研究されている。

このような一連の地道な研究から、例えば歩幅から走ったスピードを計算する技術が確立されたり、水中から陸上に上がる際に徐々に大きく鮮明になる足跡などの研究成果が生まれている。

コネティカット州、ニューヨーク州の北部やマサチューセッツ州の西部には、規模は小さいが、恐竜の足跡を間近に見れるところがあって、柵も何もないので、岩盤上の恐竜の足跡に合わせてピョンピョン歩けたりする。これは、恐竜ファンにとっては大変贅沢。

ではこれは何の化石でしょう?

大きさが分からないので難しいと思うが、何と「雨」の化石。もちろん雨のしずく(水)が化石になるわけはなく、これも恐竜の足跡と同じ印象化石-雨が泥の上に作った模様の化石。

2008年7月15日火曜日

ブルー・ノート(Blue Note)

ニューヨークに出張で出かけた。仕事といっても懇親が主な目的で、妻同伴の出張。初めてアムトラック(鉄道)を使った。

パーティーの後、マンハッタンの南にあるブルー・ノート(Blue Note)に行った。ブルー・ノートは、日本にも支店があるし、NY店も日本人観光客が多くてミーハーな感じはするのだが、やはり出演者がいいので結局ここへ来てしまう。今日はチャック・マンジオーネ(Chuck Mangione)のステージ。老練なプロのトランペット演奏を満喫した。

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Blue Note Jazz Club
131 W. 3rd St
New York, NY 10012
212-475-8592

2008年7月11日金曜日

ボストン・ハーバー・クルーズ(Boston Harbor Cruise)

7月の金曜日の夜、写真の大型クルーザー=オデッセイ号(Odyssey)に乗ってボストン港クルーズに出かけた。7月のボストンの夜はまだ肌寒いくらいだが、食事して、話して、お酒を飲んだりダンスをしたり、そして思い出したように夜景を見にデッキに出たり。服装規定(ドレス・コード、dress code)があるので、一応全員正装していて、お互いに豪華な雰囲気を楽しむ。

大型クルーザーは安定していて海の上にいることを感じさせない。話やダンスに熱中していてデッキに出ない人もいるので、そうするとクルーズしなくてもいいんじゃないか、という疑問もわいてくる。

海からのボストンの夜景-ピントがあまいが大体こんな感じ。

アメリカの会社にも慰安会はある。個人の意思を重んずるアメリカでは、集団行動は不評だと思うが、ソーシャライゼーションは重要らしい。こういう行事が少なかったり、豪華でなかったりすると社員が長く居つかないようだ。

2008年6月20日金曜日

ラフティングと絶叫マシン(Rafting and Six Flags)

久しぶりに家族全員があつまったので、初めてのラフティング(rafting)に。マサチューセッツ州内を車で西へ1時間ほど行ったところにあるディアフィールド川(Deerfield River)で、Zoar Outdoor主催の中級者向けClass IIIというのに挑戦した(初心者なのに)。

私たちのボートは、私たちの家族五人にガイドが一人付いて出発。

川の流れは変化に富んでいて、流れの緩やかなところでは静かに森の景色を楽しみ、流れの急なところでは右の写真のようにそれどころではなくなる。小さな川でも、自然は到底自分たちのコントロールが及ぶものではないということが良くわかる。

写真のボートは私たちの家族のものではない。赤いヘルメットのガイドが有名な人らしく、その人の番組を作るためにカメラ・クルーが乗っていた。

スプリングフィールド(Springfield)に一泊してSix Flagsへ。Six Flagsは簡単に言えば遊園地だが、大型の絶叫マシーンが多いのが特徴。最初に入場料を払うと乗り放題だが、だんだん恐怖心が蓄積してきて、娘たちの機嫌が悪くなってきたのでプールでのんびり。

非常に天気が良かったのだが、夕方急に黒い雲が垂れ込めてきて、落雷の危険があるということで遊園地全体が閉鎖に。こんなこともあるんだ。

2008年6月8日日曜日

2008年5月8日木曜日

上海(Shanghai)

ある国際会議にパネリストとして参加する目的で、ある企業の招待で北京を訪れた。その後上海に移動していくつかの研究所を訪問した。

右の写真は宿泊したグランド・ハイアット上海Grand Hyatt Shanghai)の部屋。枕元がちょっと派手だが、他の内装はシックで豪華、部屋も広い。

ホテルの入るJin Mao Tower(421メートル)は、今のところ上海で一番高いビルで、ホテルとしては世界で一番高い。88階建ての53~87階がホテルで、83階に泊まった。当然眺めは良かったが、料金も高かった。中国まで来て一泊500ドル以上払ったような気がする。これじゃニューヨークの高級ホテル並みだ。83階より上に行こうとするともっと高くなるようだ(料金が)。

上海の夜景の映像には必ず登場するテレビ塔(Oriental Pearl Tower)は、アンテナの先端までは468メートルあるそうだが、83階の部屋からだと球体の部分は見下ろす感じになる。ムフ。

ある会社の社長と食事をし、その後上海の夜の繁華街「南京路商店街」に連れて行ってもらった。電飾が大変明るくて、本当に大勢人がいるが、ま、それだけと言えばそれだけ?

最後の会社を訪問し、空港まで送ってくれるというのを、わざわざ途中で降ろしてもらって、上海トランスラピッド(上海マグレブ(Maglev、magnetic levitationの略で磁気浮上の意))に乗って上海浦東国際空港まで29.863キロ、7分20秒の短い旅を経験した。商業用の磁気浮上式鉄道としては世界初だが、ドイツの技術による。資料には最高時速は毎時430キロとあったが、社内の表示は431キロをマークした! ま、誤差範囲か? 乗車料金は5百円くらいだったような気がするが、商売として成り立っているのかどうか、ちょっと気になった。

2008年5月6日火曜日

北京(Beijing)

ある国際会議にパネリストとして参加する目的で、ある企業の招待で北京を訪れた。もちろん、「ちゃんと」仕事をしてから「ちょっと」観光に出かけた。

天壇公園にある祈年殿は、明・清代の皇帝が五穀豊穣を天に祈った場所で、釘や梁を一切使わずに建てられた木造建築物。1998年に世界遺産に登録された。

公園内はとにかく人が多くて、お馴染みの太極拳はもちろんだが、あらゆるゲーム、コーラス、ダンス等々に勤しむ人々に圧倒される(というかちょっと気持ち悪い)。リタイアした人が多くて、お金がかからないから、ということらしいが、でもねえ。

路上に水で字を書いている人もいる。達筆であることは一目瞭然だが、お金を取っている様子もなく(すぐに字が消えてしまうからね)、もう一つ目的がはっきりしない。自己満足+時間つぶし?

骨董品街をうろうろしていたら不思議な空間に入り込んでしまった。夕方で仕事(力仕事)帰りの人たちとすれ違う。服装も押している荷車もレトロで、徐々にタイム・スリップしていくような感覚に襲われる。自動車がなかったら50年くらい遡ったような気がする。

と思っていたら、とうとう自動車が入り込めないような場所にきてしまった。人だかりがしている店からは食欲をそそる白い煙が上がっていて、酒を飲み始めた男たちが大声で話している。千と千尋の神隠しで両親が豚に変身する店を覚えているだろうか? 何かあんな感覚の場所でしたね。

これは肉屋さんなんだろうと思うが、明らかに冷蔵庫が見当たらない。その隣は金魚をいれた洗面器を軒先に並べたペット屋さん(?)だった。

歩いている間に公衆トイレを二箇所見かけた。便利な場所だなと思っていたが、ひょっとするとこの辺の家々にはトイレがないということか?

その不思議空間から何とか抜け出して、ラーメンで腹ごしらえをして、夜になってから故宮博物館の東側の東安門美食坊という屋台街に行ってみた。様々の美味しそうなものと、とても食えそうにないものが延々と続いていた。

人出が多く、観光地には違いないが、外国人が多いという感じはしない。そういえば、他の観光地も中国人が多いように思う。というか、中国人が集まるととにかく多いということか?

サソリやムカデ、ヒトデや何やかや。ありとあらゆるゲテモノが串差しにされる。何人かでこういうところに来ると、理由もなくテンションがあがって、お前サソリ食えるか? 怖くて食えんやろ? なんて言ってるうちに誰かが食べ出したりするから商売が成り立っているのだろうけど、一人旅でムカデ食べてもね。

オリンピックを3ヵ月後にひかえ、メイン・スタジアムの鳥の巣はまだ工事中。北京全体が工事の土ぼこりで霞んでる。人事ながら、間に合うかどうか、心配になる。夏休みの最後の週にまだ宿題が終わっていない小学生を持つ親の気持ちのようなものかな?

最近完成した国立音楽ホールでクラシックの演奏を楽しんだ。会場と演奏はすばらしかったが、観客のマナーが悪く(話したり、食べたり)、全体的には差し引きマイナスの印象が残った。このように、何につけ中身が追いついていかないところが今の中国の大きな問題点の一つ。