2009年9月26日土曜日

喫茶:スターバックス@レキシントン(Starbucks at Lexington)

喫茶シリーズを始めたので(左のメニューの中に「喫茶」というラベルがあるので、これをクリックすると、喫茶に関連する記事が選べる)、やはり先ず地元のスターバックスは是非紹介しなければならない。

このスターバックスは、レキシントンのセンター(こんな感じ)にあって、概観も店の内部も何の飾り気もないが、町の中心にあるので人の出入りは多い。窓際でうれしそうに電話をしている学生は、マックを広げて勉強していた。ハーバードのフーディー(フード付きトレーナー)を着ていたので、ハーバードの学生なのだろう(ここは地元なので、ハーバードのキャンパスに行ったことがあるというだけでロゴ入りのTシャツやトレーナーを着ているわけにもいかない)。

今日は土曜日なので、喫茶店で新聞など読みながらのんびりしている人も多い。何となくセピア色の風景の中で白髪交じりの黒人のオジサンがとても絵になっている(自分も白髪交じりのオジサンなので、こういう第三者的記述は反則かもしれない)。レキシントンでは黒人の人をあまり見かけない。

今は季節がいいのでサイクリングの途中の一休みとトイレのためにスターバックスに立寄る人も多いと思う。

一眼レフのカメラをかったので、右端のスターバックスのカップだけにピントを合わせて、全体としてはぼんやりしたスローな感じの写真を撮ることができるようになった。うれしい。

クラフト・フェスティバル(Commerce Autumn Fine Arts & Crafts Festival)

レキシントンのセンターを通り過ぎようとしたらビジター・センターの前で何やらマーケットのようなものが出ていたので立寄った。以下のレキシントン町のホームページにも書いてあるように、写真や絵、陶芸、編み物、アクセサリーなど生活には全く必要ないが時間つぶしのつもりがたまに衝動買いしてしまうような類の代物たち。

写真は、ビジター・センター前の私のお気に入りの大木(5番目の写真)の周辺。

The Lexington Chamber of Commerce celebrates its 16th Annual Autumn Fine Arts and Fine Crafts Festival on Saturday, September 26th from 10:00 am to 4:00 pm, on the lawn of the Lexington Visitors Center at 1875 Massachusetts Avenue. This popular event features the work of premier artist and craftspeople specializing in paintings, photography, mixed media, pottery, wearable art, handbags, silk items, wood, and jewelry including hand-blown glass beadwork plus precious and semi-precious metals and stones. Many popular local artists from Lexington as well as artists from across the region will participate in this festival. Raindate is scheduled for Sunday, September 27th.

2009年9月25日金曜日

タウンホール・ミーティングとバックヤードBBQ(Town-Hall Meeting and Backyard BBQ)

金曜の午後、会社のタウンホール・ミーティングがあった。不定期だが、原則四半期ごとに行われる。

日本ではタウンミーティング(対話集会)と呼ばれているようだが、アメリカではタウンホール・ミーティングが一般的。もともとコミュニティー・ベースの非公式公開ミーティングで、そのコミュニティーに属する誰もが参加できるところが重要。自治の単位、例えば私の住んでいる人口4万人程度のレキシントン・タウンのセンター(中心部)にはタウンホールがあって、そこに町の住人が集まって自分たちの町の自治を話し合うという民主主義の原点のようなものだ。歴史もある。だから、会社のタウンホール・ミーティングでは、従業員全員が参加して、社長や重役が会社の状況を説明し、また率直に質問を受け付ける。大変いい制度だと思う。

ミーティングの後は大抵何かイベントがある。今日は、ウォール・ストリート・ジャーナル(The Wall Street Journal)が全米ナンバー1に選んだホットドッグ=Boston Speed Dogのワゴン車がやって来た。右上の写真の太ったおじさんがオーナーのようだ。

重役も平社員も皆ホットドッグの列に並ぶ。仕事を離れれば(ほとんど)上下関係はない。逆に、仕事での上下関係は大変はっきりしている。

スイカをグリルして、しかもソースをかけて食べる。「それはないだろう」と思ったが、怖いもの見たさで食べてみると、これが案外いける。生ハム・メロンと同じで、基本的に甘いものと塩辛いもののコンビネーションは、一般的にアマノジャクで美味しいのかもしれない。

2009年9月20日日曜日

ルッソのマーケット(Russo's Market)

日曜日、特にすることもないのでルッソのマーケット(Russo's Market)に妻と二人で買い出しに出かけた。

ルッソのマーケットはウォータータウン(Watertown)にあって、レキシントンから南に15km程度だが、普通の道を走るので時間がかかる。ウォータータウンはケンブリッジ(Cambridge)の西隣の町で比較的都会。

ハロウィンはまだ先だが、もう装飾用のかぼちゃが出始めた。これは、家庭やオフィスの机の上に観賞用として置いたりするもので、食べられない。

この店は農場直営という訳ではないが、地元の農家や果樹園と契約して新鮮な野菜や果物をおいている。写真はザクロ(pomegranate)。ザクロはよく見かけるが、アメリカ人が食べているのを見たことはない。

今日のお目当ては日本のナシ(豊水、14個16ドル)。近くの果実園でとれたもので、大変おいしい。

きのこ類も豊富。マイタケもあったし、シイタケもあった。マツタケはなかった。

パンも種類が豊富。この辺は様々の国から来た人が住んでいるので、フランスやイギリスのパンだけでなく、インドのナンや中近東のパンも売っている。文化の多様性を感じさせる。

チーズ、肉やハムも種類が豊富。肉やハムは注文に応じてその場でスライスしてくれる。

先ほどから何回も「種類が豊富」ということを書いているが、これはアメリカのキー・ワードかもしれない。移民の国アメリカでは民族・文化の多様性(diversity)こそが国の発展を支える原動力。

これは中国産のドラゴン・フルーツ。初めて見たので、どういうものか検討がつかなかったが、何とWikipediaで紹介されていた。断面の写真を見ると、大根のような白い果肉に細かい黒い種が散らばっている。思えば、これを輪切りにしたものを中国でデザートとして食べたことがある。シャリシャリとした食感で、それほど甘くないので、何だろうと思っていたが、今日ようやく中身と外観がつながった。

2009年9月19日土曜日

バガブー・クリーク(Bugaboo Creek)

今日(9月19日、土曜日)はよく遊んだので外食に決定。

長男も連れて自宅から車で5分程度、隣町のバーリントン(Burlington)にあるステーキ・ハウス=バガブー・クリーク(Bugaboo Creek)に出かけた。もう一つ、サラダ、メイン、デザートの3コース・セットが11.99ドルという広告にも魅かれた。

ここは、アウトドアがコンセプトのステーキ・ハウスで、機械仕掛けで店内の鳥や動物が動いたり、写真の右上隅の巨大なバッファローが喋ったりする。悪趣味といえばかなり悪趣味。

料理はそこそこ。レタスを半分に切ったものにドレッシングをかけたサラダは、よく冷えていて美味しかった。学生の頃よく通った焼き鳥屋のキャベツ(キャベツに焼き鳥のタレをかけたもの)というメニューを思い出した。今にして思えば、キャベツとは乱暴なメニューだ。

喫茶:メイン・ストリート・マーケット&カフェ(Main Streets Market & Cafe at Concord)

オールド・ノース橋の帰りにコンコードの町を散策した。週末の散策には喫茶店でのゆったりとした時間が欠かせない。メイン・ストリート(Main Street)沿い、ウォルデン・ストリート(Walden Street)とのT字路付近にあるメイン・ストリート・マーケット&カフェ(Main Streets Market & Cafe at Concord)に入った。

ウェッブ・サイトの記事によると18世紀から続く4代目の老舗らしい。独立戦争当時は弾薬の倉庫として使われたようだ。店の外観は古いスケッチと全く同じだ。

週末なのでサイクリングの客が多い。カフェとなっているが、パブもディナーも、ライブ演奏もあるようだ。観光地だから、店を開けていれば客は入るだろう。この通りは、冬になると一層雰囲気が出るかもしれない。

モンターギュ・ギャラリーMontague Gallery)で買ってきた3ドルの小さなマウス、コーヒーを飲みながら、待ちきれずに包みを開けてみる。1センチ足らずだが、表情がある。伝票と大きさを比べてほしい。

ウォルデン・ストリートにフォードのクラシック・カーが停めてあった。写真は、ウォルデン・ストリートからメイン・ストリート・マーケット&カフェを眺めたところ。

モンターギュ・ギャラリー(Montague Gallery)

オールド・ノース橋の帰りにコンコードの町を散策した。ウォルデン・ストリート(Walden Street)沿いに大変面白い店を見つけた。モンターギュ・ギャラリー(Montague Gallery)といって、名前はものものしいが写真のように大変可愛らしいものを取り扱っている。

ミニチュアのマウスの置物(Wee Forest Folk、http://www.weeforestfolk.com/)で、可愛らしいだけでなく、アメリカらしい愛嬌・ユーモアがある。珍しくアメリカ製。

是非欲しいと思ったが、数センチのものが安くて50ドル、高いものは500ドル以上する。我家は倹約中なので、仕方なく大量生産の3ドルのマウスを買った(最後の写真)。ま、これでも十分かわいい。

右の写真をクリックして拡大しよう。きっと欲しくなる。

店の構えはこんな感じ(左端)。特に凝った造りではないが、店の中はシックで、店主は無愛想に見えるが実は大変愛想があるタイプ。上の写真を撮ろうとしたら、ショー・ケースの扉をわざわざ開けてくれた。

どこから来たのか、と聞くのでレキシントン、と答えるとちょっと残念そうだった。

同じくウォルデン通りにある教会。レキシントンのバトル・グリーン横の教会と大変よく似ているように思う。青い空に白い教会と星条旗の赤が映える。

買ってきた3ドルの小さなマウスは、会社のデスクに置いてあるペーパー・ウェイトの上の3匹のネコに囲まれるように配置した。後ろに見えるくちびるの分厚いサカナは以前ニューヨークで手に入れたもの。メガネ置き。役に立つような立たないような、私の好きなカテゴリーに属する品物。

写真をクリックして拡大してみましょう。

オールド・ノース橋(Old North Bridge)

レキシントンから車で20分ほどのところにあるコンコードのオールド・ノース橋に妻と二人で散策に出かけた。

Wikipediaによると、1775年4月19日に起こったアメリカ独立戦争の契機となったレキシントン・コンコードの戦いでは、最初の銃弾はレキシントンで日の出とともに放たれたが、民兵は数的に劣勢だったので撤退した。数時間後、コンコードのオールド・ノース橋にいた別の愛国者兵がイギリス軍の3個中隊と交戦し損害を与え、数回の戦闘後に今度は数的に劣勢になったイギリス軍が撤退した、とある。

コンコード川に架かるこの木製の橋は、そこそこ絵になるので、早朝とか夕方に来るといい写真が撮れるかもしれない。大きな川ではないが、案外水量が豊富で、カヤックを楽しんでいる人も多い。

独立戦争当時の服装をした人が退屈そうに立っている。

レキシントンもコンコードも、共にボストンの旅行ガイドには必ず登場する観光名所だが、面白いことに、どちらの町の記述にもその町の戦闘が独立戦争の発端となったと書いてある。

従って、独立戦争の象徴ともいえる民兵(ミニット・マン)の像も両方の町にあって、我こそはと自己主張している。レキシントンの像はこちら(二番目の写真)。

私の写真にはあまり人が出てこないので、よほど閑散としていると思うかもしれないが、そんなことはない。本当は右の写真のような状態だが、それでも日本ほどの混みようではないし、また土産物店がないので雰囲気がかなり違う。

ここは有数の観光名所だから、全米各地から観光バスで(当然ボストンまでは飛行機で)やってくる。ここには、ボランティアがいて、無料で周辺のツアーをしてくれる。

これは、オールド・ノース橋のすぐ近くにある旧牧師館(The Old Manse)。1770年、牧師であったエマソンの祖父によって立てられたこの屋敷は、200年以上経ったいまでも当時のまま保存されている。ラルフ・エマソンはアメリカを代表する思想家・哲学者。

コンコードは、多くの文学者や哲学者が住んだ町で、ルイザ・メイ・オルコット(Louisa May Olcott)の「若草物語」はここでの生活を題材にしたもの。

旧牧師館のミュージアム・ショップ。土地柄とはいえ、こんなに本ばかり並べなくても、と思うが、存外アメリカ人は本が大好き。結構売れるんじゃないかな。エマーソン饅頭もコンコード生キャラメルもありません。

何の草か知らないが、確実に秋の気配を感じさせる。

旧牧師館とオールド・ノース橋の間で地元の野菜や果物を売っている人がいた。ゴールド・ベリーと言っていたように思うが、オレンジ色をしたラズベリーはめずらしい。

その商売風景。売れるんかいな、と思うが、そこそこ売れるのかもしれない。

ビジター・センターの近くで移動喫茶店(Mobile Tea Room)発見。これはなかなかいいアイデアかもしれない。

誰もいないのかと思ったら、全く商売気のないおばさんが車の中で店番を(ボーっと)していた。

子犬のかわいさにはなかなか勝てるものがない。コンコード川で戯れる子犬をオールド・ノース橋から大勢の観光客達が眺める。

2009年9月7日月曜日

ボストンを望む(View of Boston Downtown)

3.5連休の最終日、隣町のアーリントン(Arlington)にある見晴らしのいい公園に妻と二人で出かけた。ボストンのダウンタウンが一望でき、特に朝日・夕日がきれいらしいが、かなり広い公園なのに名前が付いていない。ブラケット(Brackett)小学校の横にある。右の写真をクリックすると拡大され、ボストン・コモンの北側にある州会議事堂の金色のドームまでよく見える。

アーリントンを抜けると、次はケンブリッジCambridge)でハーバード大学マサチューセッツ工科大学(MIT)がある。さらにチャールズ川を渡るとボストンになる。

この公園は遊具が充実しているので、特に小さい子供を連れた家族が多く、のんびりピクニックを楽しんでいた。多いといっても、木陰がちょっと込み合うくらいで、右の写真のように、日本の感覚だとガラガラ。

日本ほどではないにしても、人の集まるところには写真のようにアイスクリームの移動販売がやってきて、子供だけでなく、大人にも人気がある。アメリカ人が子供にアイスクリームを買う場合、8割以上の親は自分の分も買うと思うな。

この高台の公園から車で5分ほどのところにスパイ・ポンド(Spy Pond)という池がある。のんびりカヤックを楽しんでいる人も多い。池に沿って細長い公園があるが、池を一周できる道はないようだ。

まさかと思ったが、こんな小さな池のことがWikipediaに載っていた(さすがに英語のみ)。記事によると、スパイ・ポンドは1万5千年前にウィスコンシン氷河によって形成されたケトル・ホール(kettle hole、堆積氷河が溶けた後にできた穴)であるらしい。残念ながら、一風変わった名前の由来については書かれていない。

2009年9月6日日曜日

黄昏のレキシントン(Twilight in Lexington)

連休の中日、「のんびり」の一環として黄昏のレキシントン・センターにやって来た。妻と二人でセンターの通りをぶらぶらしていると、ビジター・センターの前に生えている私のお気に入りの大木に夕日が当たって面白い感じになっていた(9月4日の記事(5番目の写真)にこの大木の全体像が映っている)。

長男と待ち合わせて、センターの中ほどにあるイタリアン・レストラン=Bertucci's(バーツーチーズ)で夕食。ここはかまど焼きのピザが人気のファミリー・レストランで、サラダと長男お薦めのピザ=Shrimp Bella Venezia(Large, $19.99)、それと同じくかまどでグリルしたスパイシー・チキン(Tuscan Chicken Wings)を注文。結局、ピザは3人でも食べ切れなかった。アメリカのラージ・ピザは本当にでかい。

デコドバ美術館(DeCordova Museum and Sculpture Park)

連休の中日、妻と二人でデコドバ美術館(DeCordova Museum and Sculpture Park)に出かけた。隣町のリンカーン(Lincoln)にあるこの美術館には何回か足を運んだことがあり、一度ブログにも書いたことがある(記事)が、今回再度訪れたのには訳がある。というのも最近になって、我家のメイン・バンク=バンク・オブ・アメリカ(Bank of America、バンカメ)のサービス(Museums on Us)として、キャッシュ・カードかクレジット・カードを見せれば、各州いくつかの美術館・博物館が第一週末は無料になることを知ったのだ。何とすばらしいサービスではないか!

マサチューセッツ州では、ボストンのボストン美術館(Museum of Fine Arts, Boston)、ケンブリッジのハーバード自然史博物館(Harvard Museum of Natural History)、このデコドバ美術館の他に二つのミュージアムが対象となる。ボストン美術館は入館料が17ドル、デコドバ美術館でも12ドルだから、妻と二人分だと決して安くはない。このサービスを利用して、毎月1箇所ずつ美術館めぐりをしても、展示の入れ替えもあるし、いつまでも飽きは来ないだろう。

右の写真は美術館裏のフリンツ・ポンド(Flints Pond)。空が広い。

右の写真は、前にきたときにはなかった新しい作品(Douglas Kornfeld, OZYMANDIAS, 2009, wood, paint, steel)。ちょっと太目のおばさんが気になるが、比べるものがないと作品のスケールが分かりにくい。

なかなか面白い作品だ。

右の写真の作品(Jim Dine, Two Big Black Hearts, 1985, bronze)は前回にもあったのだが、前回は遠くから眺めただけだったので、どういう作品なのかよく分からなかった。高さ4メートル近くの黒いハートが二つ。写真をクリックして拡大すると分かりやすいが、マスクや靴、斧、馬蹄など、様々の訳の分からないものが貼り付けられている。

これは美術館の裏側。なかなか趣がある。カフェテリアがあるので、軽い昼食を買って外のテーブルで食べた。陽射しは強いが、風は清々しく、大変気持ちがいい。

バンク・オブ・アメリカの無料サービスには一つだけ落とし穴がある。カードを持っている人は無料になるが、6才から18才の子供は8ドル取られる。だから家族連れはそれなりの料金を支払わなければならない。得をしたのか、損をしたのか、ちょっと割り切れない気持ちになるかもしれない。我々は夫婦連れで無料でした。

2009年9月5日土曜日

アーカイブ: メッセージ(Archived Message)

Thanks for visiting Frame Boston. Even though you cannot read Japanese, you can still enjoy BOSTON and its surrounding area framed in those photos and videos, and I would love to read your comments. Cheers, E

ようやくデジタル一眼レフ(D-SLR=Digital Single-Lens Reflex)カメラを買った。CanonのKiss X3(アメリカではRebel T1i、ヨーロッパでは500D)とTamronのVC(手ブレ補正)付きズーム・レンズ(18-270mm)。もともとこのブログは、新しいカメラの購入を自分自身に正当化するために始めたようなものだが、機種選びから価格比較まで、数ヶ月間実によく遊ばせてもらった。マニュアルも2回読んだし、今は付属ソフトのマニュアルを読んでいる。先週末早速試し撮りをしたが、大満足。やはり一眼レフ+強力ズーム・レンズの組み合わせは表現力がある。今後は少しはマシな写真を紹介できるかもしれない(9/5以降)。

新しい生活(New Life)

次女が地元の大学で寮生活を始めて最初の土曜日。生活に必要なものがいくつか不足していたので、妻と二人で届けに行った。地元の大学というのは本当にありがたい。週末で道が空いていたので、車で25分ほどで着いてしまった。カリフォルニアにいる長女のことを考えると(飛行機で6時間半+レンタカーで1時間)、あっ気ないような気がするくらいだ。

品物を寮の部屋まで届けて、ルーム・メートに「ハイ」を言うと、「どうもありがとう(もう帰ってくれていいですよ)」という感じなので、「じゃあ」ということで帰った。全く何の愛想もない。帰り道、キャンパスで何枚か写真を撮り、近くのタウン・センターのスターバックスでコーヒーを喫むことにした。大学と同じ名前のこの町は、お金持ちの町で、センターにブランド品のお店が並んでいる。

最近、喫茶店がいいな、と思う。特に週末は客も明らかにのんびりしていて、贅沢な時間が楽しめる(2ドルのコーヒーは安い!)。また、日常からちょっと隔離された感じがあって、会話の内容も変わってくる。ショッピングは、買いたいものがもう何もないので(お金がないという側面もあるが)、子供達が自立していく中、喫茶店はいい。

2009年9月4日金曜日

3.5連休のレキシントン(Lexington during the 3.5-Day Weekend)

今日(9月4日、金曜)から3.5日の連休。もともと9月7日(月曜)が祝日(Labor Day)で3連休だったところへ、会社が今日の午後を休みにしてくれたので、3.5連休になった(昨夜はフットボール観戦だったのでありがたい)。もともと連休の前になるとそわそわして仕事が手に着かない(自主的に早退してしまう人も多い)アメリカでは、会社もいっそ休みにした方が感謝されるだけましというもの。実質はあまり変わらない。「明日から連休だから今日中に仕事の目処をつけておかなければ」などと考えるのは日本人だけです。

我々もこの連休はゆっくり過ごそうということで、午後から妻と二人でわが町レキシントンのセンターに出かけた。目的は、センターのお菓子屋さん=Candy Castleで無料のアイスクリームをゲットすること。何年か前に次女が何かの副賞に学校でもらったタダ券だったが、問題なく使えた。

アメリカの駄菓子屋さんは大概毒々しいものばかり売っている(右上の写真)。アイスクリームは美味しい(右の写真)。

アイスクリームは史跡=バックマン・タバーン(Buchman Tavern)の前のベンチで食べた。ここは、アメリカ独立戦争当時の酒場で、77人の独立軍の兵士達がここに集結し、1775年4月19日の夜明け前にすぐ目の前のレキシントン・グリーン(バトル・グリーン)へ出て行ってイギリス軍を迎え撃った。また、負傷者はここで手当てを受けたらしい。当時の衣装を着た真面目な観光ガイドとツーリスト(右の写真)の前でぼんやりアイスクリームを食べていると、ちょっと申しわけないような気もする。

バックマン・タバーンの前の大木には何やら実が生っていたが、何の実なんだろうか。

すぐ近くにビジター・センターがある。右横の大木は私のお気に入り(関連記事)。ビジター・センターでは本やビデオ、Tシャツ、マグカップなどが売られている。レキシントン饅頭やバトル・クリーン煎餅がないのは残念だが、アメリカの土産物屋としては大変品揃えがいい。

土産物を見る人も、売る人も、ベンチで休んでいる人も、とてもスローだ。まわりがのんびりしていないと、こちらものんびりしにくい。

ビジター・センターの中にはこんなミニチュアの展示もある。当然、バトル・グリーンでの戦いの様子を再現したものだが、兵士一人一人の表情までよく作られている。

妻が、友人に送るカレンダーを買いたいというので、遠回りをして隣町の本屋さんに立ち寄った。バーンズ・アンド・ノーブル(Barnes and Noble)は大手の書籍店で、かなり広い店舗にコーヒー・ショップ(スターバックスのコーヒーを使っている)も併設されている。コーヒーを喫みながら悠々と本を読んで、そのまま買わずに返すということも可能。コーヒーを喫みながら、ノート・パソコンを広げて、とっかえひっかえ本を持ってきてレポートを書いている学生などをよく見かける。

日本の本屋のように混んでいないところがいい。7月の一時帰国の際、梅田の紀伊国屋書店に立寄ったが、あまりの人の多さに驚いた。あれでは本の品定めをする余裕もない。

結局、カレンダーは買わずに帰った。