2011年11月26日土曜日

裏の雑木林

長かったサンクスギビングの休暇(9連休)も終盤。

今日は清々しい秋晴れ。自宅の裏の雑木林はすっかり葉を落として、林の奥がよく見えるようになった。

秋というよりは冬支度の佇まい。

昨日から長女の友達が遊びに来ている。

今日は朝から「ハッピー・フィート 2」を見に行った。やはり iMax で見るといい。画像は一段とリアルに改善されている。

前作の主人公マンブルが「心の歌」ではなくタップダンスで射止めた歌姫グローリアとの間に生まれたエリックが後半に聞かせる歌(Erik's Opera)は実に説得力がある。

明日は、NYに帰る長女の友達をボストンのサウス・ステーションに、長女をニュー・ヘブンまで送っていくので、大したことはできない。

連休中、大きなイベントはなかったが、少なくともロブスター-すき焼き-おでんと家族で夕食を共にすることができた。子ども達もアメリカのストレスの多い環境の中でますます忙しくなる。今年のサンクスギビング休暇は、少しでも他愛のない話ができて本当によかった。

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2011年11月25日金曜日

サンクスギビング

サンクスギビング・イブは意表をついてロブスターだったが、本番のサンクスギビングもターキーと思わせて「すき焼き」。

久しぶりに家族全員が揃い、シャンパン(Veuve Clicquot Ponsardin)で「渡米10周年」を祝い乾杯した。

多分1年ぶりに食べたすき焼きは大変おいしかった。最後のうどんと翌日のおじやも格別。冷凍技術の発達のお陰で、うどんは日本と同じものが手に入る。

写真にちょっとだけ写っているナショナルの電磁調理器は、少なくとも15年物で、昨日紹介した東芝の餅つき機を凌駕する。日本の技術と品質管理の優秀さの証!

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2011年11月23日水曜日

サンクスギビング・イブ

お昼に何が食べたいかと聞かれてお餅をリクエスト。

つき立てのお餅を「おろしもち」と「きなこもち」にしたら、いくらでも食べれる。

アメリカに来るときに持ってきた東芝の餅つき機は十年物だが、一度も故障せずに働いている。大したもんだ。

サンクスギビングの前夜祭という習慣はないようだが、我家ではロブスターでお祝い開始。

今日はどこへ行ってもサンクスギビングの買い物の人出で一杯。明日は家族で過ごすのが基本なので、ほとんどのお店が閉まってしまう。そして、サンクスギビングの翌日はブラック・フライデーで、どの店も大売出し。アウトレットやモールに入るための大渋滞になる。

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2011年11月20日日曜日

メーシーズ百貨店

<iPhone Live>
Amtrak は NY の Penn Station (Pennsylvania Station、マディソン・スクエア・ガーデンのあるところ)に着く。目的地の Andaz Hotel(5番街41丁目)までは1キロ強あるが、道も混んでいるようだし歩いていくことにした。

犬も歩けば棒に当たる。ブロードウェイにある百貨店=メーシーズ(Macy's)の本店のショー・ウィンドウのクリスマス用のディスプレーがとてもきれいだった。今年は操り人形がテーマのようだ。

少し時間があったので、紀伊国屋に寄ってパリの旅行ガイドと妻のシステム手帳用の来年のカレンダーを買った。

用事を終えて帰り道も歩いた。

タクシーに乗りたかったが、夕方のNYではタクシーは歩くより遅いことが多い。

お陰で、Macy's のディスプレーをもう一度、ゆっくり見ることができた。

本当に見事だ。

見事なディスプレーの近くの歩道では屋台が出て簡単な食べ物やドリンクを売っていた。

ソーセージが焦げて白い煙を出している。先月の上海の夜(最後から3番目の写真)を思い出す。

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反経済格差デモ in Boston

<iPhone Live>
サウス・ステーション(South Station)の正面玄関から交差点の反対側を撮影した。

ニューヨーク・ウォール街近くのズコッティ公園を震源地とする反経済格差デモ。ボストンでもハーバード大学構内などでデモンストレーションが行われているようだが、ここサウス・ステーションでも多数のテントが見らる。信号で車が停まると、ダンボールに主張を書いた人たちが横断歩道などでアピールする(ホームレスと手法が同じなので具合悪い)。

格差そのものはないに越したことはないが、これからアメリカが、日本が、中国が、どのような形の国にシフトして、その中で人々がどうやって自分のポジションを見つけて生きていくのか、本当に大変な時代になった。格差をなくすという方向性が解決になるのかどうか、疑問だ。自分を特徴付ける経験や能力を多少は身に付けておいた方がいいかもしれない。

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Going to New York

<iPhone Live>
ボストンのサウス・ステーション(South Station)から Amtrak に乗って NY に向かっている(電車の中)。日曜なのに日帰りの野暮用。

NY へは、ドア TO 目的地を考えると車、Amtrak あるいは飛行機で何れも3時間半、バスで4時間半。飛行機は840ドルでバスは20ドル。バスと Amtrak は WiFi が使える。最終的に振動が少ないと思って Amtrak にしたのだが、これが結構揺れる。これだと iPhone で入力するのはつらい。しかも、WiFi が遅い。

大き目のテーブル付の4人がけの席に座っている。僕以外は女性。

一人は iPad、一人は iPad とiPhone、他の一人は分厚い本。僕は IBM の小型パソコン X201 と iPhone。通路の反対側では Kindle で読書(iPad はインターネットというより読書用みたい)。

なんとまあ情報社会なんでしょうね。

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2011年11月19日土曜日

台北・夜市

<10月29日(土)>
台北では、市内の数箇所で毎晩「夜市(night market)」が立つらしい。その一つ、饒河街観光夜市(松山夜市)に出かけた。

500メートルほどの一本道の両側に小さな商店、中央に屋台がぎっしり並び、それをコの字型に左回りに進む。かなりの人出なので、一周するのに随分時間がかかる。

写真は焼きカキ屋さん。お腹の調子が良ければ絶対に食べるのだが、自粛。しかし、見るからにおいしそうだし、においも最高!

一番多く目に付く(あるいは鼻につく)のは臭豆腐の屋台で、発酵した豆腐を揚げて甘辛く味付けしてある。病み上がりの私には、臭いだけでも過激で近寄りがたいので、とても食べる気にはならない。

写真は今川焼きの小型版のようなもの。かなり人気があるようだった。

夜市は、お祭りの夜店の巨大なもので、基本的には小銭で買えて、あったらいいような、なくてもいいようなものが売られている。しかし、このような夜市が市内で数箇所、しかも毎日開かれるというのにこの人出には驚かされる。

大半が地元の人か中国本土からの観光客のように感じた。アジア人以外は白人父子を一組見ただけなので、極端に人種の偏った観光地。あるいは観光地じゃない?

もつ煮込みのように容器に入れて食べるものは屋台の横にテーブルがあって、大変な混雑のなかで皆ガンガン食べている。

夜市の最後のほうで見かけた小鳥屋さん。商売っ気のない(ように見せかけている?)おばさんがぼんやり店番をしている。

少し傾けて置いてある箱は、何と手製のスマート・ボール。上出来だと何か景品がもらえるようだ。そのあまりにも古びた様子が感動的だった。

夜市からホテルに帰るのに一苦労した。アメリカ系の超大手ホテルの名前を言ってもタクシーのドライバーが全く理解してくれない。後で分かったのだが、それもそのはず、ここでは英語の名前も完全に漢字に帰化しているので原型が残らないのだ。逆に「穴福皇宮」って言われてもどの辺が Westin? ホテルに電話して、タクシーの運転手に行き先を中国語で伝えてもらう。台湾で使える携帯電話がなかったらどうなっていたことやら。

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北の悪夢

<10月23日(日)>
日曜の夜は、週末にもかかわらず、上海にいる友人(中国人、受託試験会社社長)が夕食をご馳走してくれた。

多分ニュースかドキュメンタリーを見たことがある人もいると思うが、中朝友好の印として特別に認められている北朝鮮経営のクラブへ連れて行ってもらった。容姿端麗な「国家代表級美女」が接客し、歌や踊りのショーを売り物としている。外貨獲得と情報収集が目的らしい。

金日成のバッジをつけた民族衣装の特殊服務員にサーブしてもらう夕食はとても不思議な感じがした。歌や踊りは極度につまらないもので、テレビで見たことのあるマスゲームの規模を小さくしたようなもの。色気はまったくない。ステージの奥には液晶テレビが置かれていて、総書記が様々の国の要人と握手する画像が流されていた。プロパガンダ。

写真は北朝鮮製のアルコール度数の高いお酒(42%)。アムールトラの何かが入っている高級酒らしい。北朝鮮製のビールのラベルも撮影しようとしたら、服務員がボトルをくるりと回した。撮影禁止なんですね。ラベルに機密事項が書いてあるのなら、ラベルを貼らなければいいのにね。

同席の中国人が、よせばいいのに「上海と北朝鮮とどちらがいいか」と尋ねた。即座に「北朝鮮、早く帰りたい」と言っていた。もちろん、そういう答えしかできないのだろう。

その後、食あたりかアルコールで胃が荒れたせいか、3日間飲み食いができず、4日目に北京で病院へ行くことになるとは夢にも思っていなかった私でした。

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上海地質科普館

<10月23日(日)>
豫園商城内の南翔饅頭店で昼食
を済ませ、地下鉄で次の目的地=上海地質科普館(Shanghai Museum of Popular Geological Science)に向かった。しかし、最寄の地下鉄駅で降り、タクシーを利用し、いたるところで道を尋ねてもなかなかたどり着けなかった。

地下鉄は中国語が分からなくてもなんとかなるが、その後はまったくお手上げの領域。案内してくれた中国人の知人に感謝。

彼らのホームページにある以下の英文の記事を読んで、今回この博物館をぜひ訪ねたいと思った。ギネス記録が38メーターの珪化木(木が化石化したもの)の60メーターの標本があるという。他にもいっぱい標本があるので、値段交渉に来て下さい、って理解不能。

Two large petrified woods newly arrive at Shanghai Museum of Popular Geological Science. One is 40 meters long, the other is 60 meters. The Guinness world record of petrified wood is 38 meters, the two petrified trees both break this record.

Our museum has many petrified woods to sell, welcome to come to negotiate. Tel :021-33935971.

最初の写真は、この博物館の受付。テーブルも椅子も珪化木。なかなかやる。

二番目の写真はこの博物館の中央の展示。一応恐竜の化石も展示しているが、鉱物の展示がメイン。

そして右は恐竜のタマゴの展示。

ミュージアム・ショップが驚きで、標本としては立派な展示用のレベルのものがそれなりの値段で売られていた。

始祖鳥の化石を10センチほどの大きさに縮小したレプリカが売られていたが、売店のおばさんは鳥の化石だと言って売りつけようとしていた。もちろん、レプリカとしては高すぎるし、始祖鳥としては安すぎる。口がアングリですね。

これは博物館の外に並べられた多数の、そして巨大な珪化木の標本群。

なかなかすごいコレクションだ。すべて売り物で、値段交渉ができるようだ。どうもこの辺の仕組みが理解できない。

さて、肝心の60メートルの珪化木の標本がどこを探してもない。結局、受付に戻って尋ねると、その標本は売れてしまったという。そんなこと、あり得ない! ちょっとへなっとしてしまう。

しかし、ないものは文句を言っても仕方がない。

参考めでに、この写真が彼らのホームページに載っていた(今でも載っている)60メートルの珪化木の標本。

この見事な標本、誰が買って、何に使うんだろう。そのうちワシントンDCのスミソニアン博物館で展示されたりするんだろうか?

その60メートルの標本が展示してあった博物館の玄関前には、今は巨大な鍾乳石が置いてあった。

どだいこんなものを採取すること自体合法なんだろうか? ま、そんなことをいうと大英博物館やルーブル美術館の展示は大丈夫なの、と聞かれそうだけど。

上海市内へ帰るにはバスが便利、と受付のお姉さんに言われてバスを利用することにした。

バスの運転手はタバコを吸いながらのろのろと運転、後部座席に座った太った女性の車掌に大声で冗談を飛ばしている。まったく信じられない光景。

バスで通り過ぎる街並みは写真のように何ともいい加減で、この道が地下鉄の駅に繋がっているのかどうか、大変不安だったが、不安がピークに達した頃、だだっ広い畑の真ん中に小さな地下鉄の駅が現れた。

やれやれ。

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上海: 豫園商城・老街

<10月23日(日)>
上海の名園=豫園に隣接する豫園商城。上海の浅草と呼ばれることもあるらしい。右の写真を見ると、確かに浅草の仲見世の雰囲気がある。

朝食を済ませてから叔父とロビーで別れ、9時に関係業者の知人が迎えにきた。彼女は普段はボストンに住んでいる中国人だが、上海出身でたまたま帰省中だったので案内を買って出てくれた。

私は名園=豫園にも興味がないし、ショッピングにも興味がないが、上海で化石を売っている店はないかと事前に問い合わせたら、この辺に何軒か店があるはず、ただしニセモノには気をつけろと言われた。

豫園商城内はすべて中国風の建物に統一されていて、見た目に面白い。

泊まっている Grand Hyatt が入るジンマオ・タワーが遠くに見える。中国風の建物との対比が面白い。

こっそりスターバックスも営業している。

この辺りにはお茶屋さんはあるが、やはりコーヒー・ショップは見かけない。スターバックスがあると心強い。

西洋鏡というのはミニ映画館のようだ。4~5人が各自双眼鏡のようなものを覗いて映画を見るものらしい。

レトロで珍しいから人だかりがしているのか、未だに現役の娯楽なのか定かでないところが中国のすごいところ。

中国人は写真好きで、結構構図にこだわる。

この写真くらいだとかわいいもんだが、一歩間違うと、というか紙一重で9月にルーブル美術館で見たような光景(中国人女性が大理石の彫像と握手)につながる。

化石を求めて骨董品街へ潜入したが不発。

宝石として琥珀は売られていたが、琥珀の良し悪しを見分けるのはとてもむつかしい。さらに、売る人の知識も曖昧で、何が何やら分からない。

上海城隍廟。

由緒あるお寺らしいが、神様の顔や服装が派手で、どうも馴染めない。

老人の団体客が押し寄せ、線香の煙が半端ではない状態に。

豫園商城の少し南にある上海老街に足を伸ばす。明・清時代の木造二階建ての建物が再現されている。

ここでも化石をさがしたが、目ぼしい標本は見つからなかった。残念。

一方、突然こういう時代物のお父さんが現れたりして面白い。

何かの修理屋さんだろうか。自転車も工具箱も年代物でいい感じだ。

昼食は豫園商城内の南翔饅頭店(地球の歩き方にも載ってる小龍包の有名店)で。

写真は大きな小龍包(?)の中のスープだけをいただくもの。スープが熱いのでなかなか飲めない。アメリカだったら、日に何件も訴訟が起こるだろう。

小龍包も、バクっと食べてしまうと大やけどをする。最初に小龍包の横腹に歯で小さな穴を開け、少しずつスープを楽しみ、しかる後に本体を食すものらしい。しかし、やけどしてはいけないと思って食べていると、なかなか味わう余裕がない。

南翔饅頭店は1900年創業。

見よこの長蛇の列。これは1階のテイクアウト・コーナーの列。

こういうところでちゃっかり小物を売ってるおばさんはたくましいな。

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早朝の上海

<10月23日(日)>
叔父の盛大なイビキと12時間の時差ぼけに悩まされて、ほとんど眠れぬまま朝を迎えた。

お陰で早朝の上海を堪能することができた。旅行中、夜景を楽しむ機会は多いが、朝は見逃しやすい。泊まった77階の部屋からは、特に黄浦江対岸の外灘(Bund)のライトアップされた洋風建築をすべて見て取ることができた。

上海の夜景はすばらしいが、こうして見ると早朝の景色もいける。

黄浦江を入れた遠景。

まだ朝焼けが残っていて美しい。

朝焼けが過ぎ、墨絵の時間が訪れた。

これでもカラー写真。一つ一つのビルが、薄っぺらな紙で作られているように感じる。

今度は朝陽を真横から受けて立体的に浮かび揚がる無数のビル。

黄浦江では、大小の船が働き始めた。

朝食は83階のエグゼクティブ・クラブ・ラウンジで(写真以外にも料理は多種多様)。ウェーター、ウェイトレスが多すぎて、若干サービス過剰気味に。

叔父が帰るので、この日からシングル・ベッドの部屋に引っ越すことになっていた。無理を言って最上階の85階にしてもらった。

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上海再訪

<10月22日(土)>
数年ぶりの中国出張。今回は、上海、蘇州、北京、そして台北の10社以上を訪問し、日本で数日休んでボストンに戻る。日本では、日帰りで故郷に帰り、化学療法中の友を見舞う。なかなかの強行軍だ。

上海には10月22日、土曜日の夕方に到着し、業者が手配してくれた車でホテルへ。そして、上海からバスで数時間の逝江省に住む叔父とホテルのロビーで再会した。

ホテルは、上海のランドマークの一つ、ジンマオ・タワーにある Grand Hyatt を関係業者のレートで予約してもらった。54階にロビーがあり、客室は85階まで、その上は確か88階までレストランやバーなどがあったように思う。

ホテルの内部は、写真のように目も眩むようなアトリウムになっていて、古いSFテレビ・ドラマ=タイム・トンネルを連想させられた。

77階のツインベッドの部屋に荷物を置いて、早速外に出かけた。今夜は食べて、飲んで、話して、叔父は私の部屋に泊まり、そして明日の朝逝江省に帰る。

アメリカに住んでいる私と中国に住んでいる叔父がいつまた何処で会えるとも知れないので、この時間を大切にしよう。

ホテル近辺の街並みは写真の通りで、ちょっと派手目にライトアップされていた。

ホテルの近くの路上で連凧を売っている夫婦がいた。

確かに、高層ビル群の間で連凧は絵になる。10連の凧が20元、300円程度だったように思う。

その夫婦、レーザー・ポインターも売っていた。高層ビルに向けてレーザー光を発射し、届いた届いたと喜ぶ趣向。私は「それが?」と思ったが、叔父はさっそく一つ買い求め、楽しそうに遊んでいた。さすが我が叔父。

叔父と12時近くまで食べ、飲み、話し、ホテルに帰る頃には高層ビルや店舗の照明が消されていた。

その代わりに、写真のようにノスタルジックな屋台(回教徒のシシカバブは食後なのに食欲をそそる)が出現し、薄暗い中で白い湯気を上げていた。

この何ともいえないバランスが中国らしい。

写真はホテルの部屋の様子。会社の中国人の同僚によると、枕元の漢詩は儲光羲(706-763, Tang Dynasty)による「霽後貽馬十二巽」だそうだ。

高天風雨散
清氣在園林
況我夜初靜
當軒鳴綠琴
雲開北堂月
庭滿南山陰
不見長裾者
空歌遊子吟

コンビニでビールを買い、ホテルに戻ってシャワーを浴びて生き返ってから飲み直し。つまみは、叔父が持参した柿の種(ホテルで飲み直す事態を想定済みとは立派)。

お陰で叔父は大イビキで熟睡。私は12時間の時差と闘いながら眠れぬ上海の第一夜を過ごした、のだ。

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