2011年11月19日土曜日

上海: 豫園商城・老街

<10月23日(日)>
上海の名園=豫園に隣接する豫園商城。上海の浅草と呼ばれることもあるらしい。右の写真を見ると、確かに浅草の仲見世の雰囲気がある。

朝食を済ませてから叔父とロビーで別れ、9時に関係業者の知人が迎えにきた。彼女は普段はボストンに住んでいる中国人だが、上海出身でたまたま帰省中だったので案内を買って出てくれた。

私は名園=豫園にも興味がないし、ショッピングにも興味がないが、上海で化石を売っている店はないかと事前に問い合わせたら、この辺に何軒か店があるはず、ただしニセモノには気をつけろと言われた。

豫園商城内はすべて中国風の建物に統一されていて、見た目に面白い。

泊まっている Grand Hyatt が入るジンマオ・タワーが遠くに見える。中国風の建物との対比が面白い。

こっそりスターバックスも営業している。

この辺りにはお茶屋さんはあるが、やはりコーヒー・ショップは見かけない。スターバックスがあると心強い。

西洋鏡というのはミニ映画館のようだ。4~5人が各自双眼鏡のようなものを覗いて映画を見るものらしい。

レトロで珍しいから人だかりがしているのか、未だに現役の娯楽なのか定かでないところが中国のすごいところ。

中国人は写真好きで、結構構図にこだわる。

この写真くらいだとかわいいもんだが、一歩間違うと、というか紙一重で9月にルーブル美術館で見たような光景(中国人女性が大理石の彫像と握手)につながる。

化石を求めて骨董品街へ潜入したが不発。

宝石として琥珀は売られていたが、琥珀の良し悪しを見分けるのはとてもむつかしい。さらに、売る人の知識も曖昧で、何が何やら分からない。

上海城隍廟。

由緒あるお寺らしいが、神様の顔や服装が派手で、どうも馴染めない。

老人の団体客が押し寄せ、線香の煙が半端ではない状態に。

豫園商城の少し南にある上海老街に足を伸ばす。明・清時代の木造二階建ての建物が再現されている。

ここでも化石をさがしたが、目ぼしい標本は見つからなかった。残念。

一方、突然こういう時代物のお父さんが現れたりして面白い。

何かの修理屋さんだろうか。自転車も工具箱も年代物でいい感じだ。

昼食は豫園商城内の南翔饅頭店(地球の歩き方にも載ってる小龍包の有名店)で。

写真は大きな小龍包(?)の中のスープだけをいただくもの。スープが熱いのでなかなか飲めない。アメリカだったら、日に何件も訴訟が起こるだろう。

小龍包も、バクっと食べてしまうと大やけどをする。最初に小龍包の横腹に歯で小さな穴を開け、少しずつスープを楽しみ、しかる後に本体を食すものらしい。しかし、やけどしてはいけないと思って食べていると、なかなか味わう余裕がない。

南翔饅頭店は1900年創業。

見よこの長蛇の列。これは1階のテイクアウト・コーナーの列。

こういうところでちゃっかり小物を売ってるおばさんはたくましいな。

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早朝の上海

<10月23日(日)>
叔父の盛大なイビキと12時間の時差ぼけに悩まされて、ほとんど眠れぬまま朝を迎えた。

お陰で早朝の上海を堪能することができた。旅行中、夜景を楽しむ機会は多いが、朝は見逃しやすい。泊まった77階の部屋からは、特に黄浦江対岸の外灘(Bund)のライトアップされた洋風建築をすべて見て取ることができた。

上海の夜景はすばらしいが、こうして見ると早朝の景色もいける。

黄浦江を入れた遠景。

まだ朝焼けが残っていて美しい。

朝焼けが過ぎ、墨絵の時間が訪れた。

これでもカラー写真。一つ一つのビルが、薄っぺらな紙で作られているように感じる。

今度は朝陽を真横から受けて立体的に浮かび揚がる無数のビル。

黄浦江では、大小の船が働き始めた。

朝食は83階のエグゼクティブ・クラブ・ラウンジで(写真以外にも料理は多種多様)。ウェーター、ウェイトレスが多すぎて、若干サービス過剰気味に。

叔父が帰るので、この日からシングル・ベッドの部屋に引っ越すことになっていた。無理を言って最上階の85階にしてもらった。

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上海再訪

<10月22日(土)>
数年ぶりの中国出張。今回は、上海、蘇州、北京、そして台北の10社以上を訪問し、日本で数日休んでボストンに戻る。日本では、日帰りで故郷に帰り、化学療法中の友を見舞う。なかなかの強行軍だ。

上海には10月22日、土曜日の夕方に到着し、業者が手配してくれた車でホテルへ。そして、上海からバスで数時間の逝江省に住む叔父とホテルのロビーで再会した。

ホテルは、上海のランドマークの一つ、ジンマオ・タワーにある Grand Hyatt を関係業者のレートで予約してもらった。54階にロビーがあり、客室は85階まで、その上は確か88階までレストランやバーなどがあったように思う。

ホテルの内部は、写真のように目も眩むようなアトリウムになっていて、古いSFテレビ・ドラマ=タイム・トンネルを連想させられた。

77階のツインベッドの部屋に荷物を置いて、早速外に出かけた。今夜は食べて、飲んで、話して、叔父は私の部屋に泊まり、そして明日の朝逝江省に帰る。

アメリカに住んでいる私と中国に住んでいる叔父がいつまた何処で会えるとも知れないので、この時間を大切にしよう。

ホテル近辺の街並みは写真の通りで、ちょっと派手目にライトアップされていた。

ホテルの近くの路上で連凧を売っている夫婦がいた。

確かに、高層ビル群の間で連凧は絵になる。10連の凧が20元、300円程度だったように思う。

その夫婦、レーザー・ポインターも売っていた。高層ビルに向けてレーザー光を発射し、届いた届いたと喜ぶ趣向。私は「それが?」と思ったが、叔父はさっそく一つ買い求め、楽しそうに遊んでいた。さすが我が叔父。

叔父と12時近くまで食べ、飲み、話し、ホテルに帰る頃には高層ビルや店舗の照明が消されていた。

その代わりに、写真のようにノスタルジックな屋台(回教徒のシシカバブは食後なのに食欲をそそる)が出現し、薄暗い中で白い湯気を上げていた。

この何ともいえないバランスが中国らしい。

写真はホテルの部屋の様子。会社の中国人の同僚によると、枕元の漢詩は儲光羲(706-763, Tang Dynasty)による「霽後貽馬十二巽」だそうだ。

高天風雨散
清氣在園林
況我夜初靜
當軒鳴綠琴
雲開北堂月
庭滿南山陰
不見長裾者
空歌遊子吟

コンビニでビールを買い、ホテルに戻ってシャワーを浴びて生き返ってから飲み直し。つまみは、叔父が持参した柿の種(ホテルで飲み直す事態を想定済みとは立派)。

お陰で叔父は大イビキで熟睡。私は12時間の時差と闘いながら眠れぬ上海の第一夜を過ごした、のだ。

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クー: 陽だまりの中で

先月は2週間ほど中国・台湾に出張があり、また出張中に中国で体調を崩したので、帰国後は体調が完全に戻らないまま結構忙しく、クーちゃんの写真を撮る余裕がなかった。来週はサンクスギビングなので、有給休暇も加えて今日(19日土曜)から9連休にすることにした。

うれしい。

クーちゃんは来月で2歳になる。6キロ近くに育ったが、表情や行動はまだまだ子供。

僕の椅子は朝陽を浴びて寝るのにちょうど都合がいい(写真上)。もうねむくなっているのにいたずらっ子の顔をしている。

そして、どうかするとこんな顔にもなる(写真右)。ネコなんだか、キツネなんだか、ウサギなんだか、よくわからない。

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2011年11月5日土曜日

毛から石

<iPhone Live>
いま僕の財布の中には米ドル、日本円、そして台湾ドル(写真)が入っている。

北京から台北に入ったので、台北の空港で持っていた人民元を全て台湾ドルに替えた。

沢東のお札が全て蒋介に変わった。ちょっと気持ちが軽くなった。

台湾が中国人の観光客を受け容れるようになったからかもしれないが、この両替がこんなに簡単にできてしまうこと自体驚きだ。

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気遣い

<iPhone Live>
数日前に台北から成田に飛んだ際、隣に座った小柄の中国人女性が私との間にある肘掛を独占しようとするので大変不愉快かつ窮屈な思いをした。

今日のワシントンDC行の便はほぼ満席で、私は3人間がけの窓側、そして隣の真ん中の席には「大柄の」黒人男性。

物理的には最悪のパターンなのだが、ふと気がつくと不愉快でも窮屈でもない。その若い黒人男性が気を遣っているのだ。姿勢、ポジション、振る舞いに気を配っているのだ。

すばらしい!

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魔法

<iPhone Live>
ユナイテッド航空804便が定刻に成田を飛び発った。長めの出張と日本での短い休暇を終えてボストンに帰る。

最初の機内サービスはプレッツェルの小袋とダイエット・コーク。

中国と台湾では、途中病気に苦しみながらも百人近くの人と会い、様々の話をした。日本では、化学療法中の友を見舞い、何人かの親族と会った。

千と千尋の神隠しのように、プレッツェルを食べ、コーラを飲むことでまた「アメリカ」という不思議の国に戻る魔法にかけられたような気がする。

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