2011年11月19日土曜日

上海再訪

<10月22日(土)>
数年ぶりの中国出張。今回は、上海、蘇州、北京、そして台北の10社以上を訪問し、日本で数日休んでボストンに戻る。日本では、日帰りで故郷に帰り、化学療法中の友を見舞う。なかなかの強行軍だ。

上海には10月22日、土曜日の夕方に到着し、業者が手配してくれた車でホテルへ。そして、上海からバスで数時間の逝江省に住む叔父とホテルのロビーで再会した。

ホテルは、上海のランドマークの一つ、ジンマオ・タワーにある Grand Hyatt を関係業者のレートで予約してもらった。54階にロビーがあり、客室は85階まで、その上は確か88階までレストランやバーなどがあったように思う。

ホテルの内部は、写真のように目も眩むようなアトリウムになっていて、古いSFテレビ・ドラマ=タイム・トンネルを連想させられた。

77階のツインベッドの部屋に荷物を置いて、早速外に出かけた。今夜は食べて、飲んで、話して、叔父は私の部屋に泊まり、そして明日の朝逝江省に帰る。

アメリカに住んでいる私と中国に住んでいる叔父がいつまた何処で会えるとも知れないので、この時間を大切にしよう。

ホテル近辺の街並みは写真の通りで、ちょっと派手目にライトアップされていた。

ホテルの近くの路上で連凧を売っている夫婦がいた。

確かに、高層ビル群の間で連凧は絵になる。10連の凧が20元、300円程度だったように思う。

その夫婦、レーザー・ポインターも売っていた。高層ビルに向けてレーザー光を発射し、届いた届いたと喜ぶ趣向。私は「それが?」と思ったが、叔父はさっそく一つ買い求め、楽しそうに遊んでいた。さすが我が叔父。

叔父と12時近くまで食べ、飲み、話し、ホテルに帰る頃には高層ビルや店舗の照明が消されていた。

その代わりに、写真のようにノスタルジックな屋台(回教徒のシシカバブは食後なのに食欲をそそる)が出現し、薄暗い中で白い湯気を上げていた。

この何ともいえないバランスが中国らしい。

写真はホテルの部屋の様子。会社の中国人の同僚によると、枕元の漢詩は儲光羲(706-763, Tang Dynasty)による「霽後貽馬十二巽」だそうだ。

高天風雨散
清氣在園林
況我夜初靜
當軒鳴綠琴
雲開北堂月
庭滿南山陰
不見長裾者
空歌遊子吟

コンビニでビールを買い、ホテルに戻ってシャワーを浴びて生き返ってから飲み直し。つまみは、叔父が持参した柿の種(ホテルで飲み直す事態を想定済みとは立派)。

お陰で叔父は大イビキで熟睡。私は12時間の時差と闘いながら眠れぬ上海の第一夜を過ごした、のだ。

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