2009年8月22日土曜日

衆議院選挙-点心-ハリポタ(Lower House Election, Dim Sum, and Harry Potter)

衆議院選挙に行ってきた。アメリカに住んでいるが、まだ日本人なので、ボストンの領事館で投票ができる。しかも、今年から比例区だけでなく小選挙区の投票も領事館でできるようになった(これまでも郵送では投票できた)。日本を出る時点で最後に住んでいたところの小選挙区に投票できるわけだが、実際には住んでいないので、あまり意味がないような気もする。

右の写真は、領事館の目の前にあるサウス・ステーション(South Station)。ボストン最大の交通基地で、ニューヨークやシカゴと結ぶアムトラック(長距離鉄道、Amtrak)、グレーハウンドなどの長距離バス、地下鉄、近郊の町と結ぶコミューター・レールなど、主要交通機関のほとんどがこの駅に乗り入れている。建物はなかなか格調高い。

「H」のように見える白い建物が日本領事館の入っている銀行(Federal Reserve Bank of Boston)のビル。運河をはさんで海側から眺めたところ。

このビルは、大変セキュリティーが厳しく、さらに警備員が全く愛想がないので、訪れる度に気分が悪い。

この辺りは、アメリカ独立の前哨戦ともいえるボストン茶会事件Boston Tea Party)のあったところ。

橋の上から運河を望むと、巨大な牛乳ビンが目印の子供博物館(The Children's Museum)が見える。

ボストンに来た頃、子供を連れて一度だけ行ったことがあるが、比較的小さな子供向けの展示やアトラクションが多く、あまり面白くなかったような記憶がある。日本人として印象深いのは、ボストンと京都の姉妹都市提携を記念して、館内に京都の古い家屋(町屋)が丸ごと一軒再現されていること。さらに驚いたのは、京都の町並みを紹介する写真が知り合いの甲斐扶佐義の撮ったもので、彼の経営する喫茶店:ほんやら洞は下宿のすぐ近くにあった。写真の殆どは私の生活圏内のもので、何故ボストンの子供博物館でこういう写真を見ているのか、大変不思議な気がした。

領事館内の投票所の様子(ちょっとピンボケ)。非常に静かで、かなりの人数の大人がいるのに誰も無駄口をたたいていないのは若干奇妙な風景だった。

さて、真剣に投票を終えて、徒歩5分ほどのところにあるチャイナ・タウンで飲茶(ディムサム、Dim Sum)の昼食。チャウ・チャウ・シティ(Chow Chow City)は地元中国人にも人気のお店。

上の写真のように、店の表はいたって無愛想だが、店の中は大変な活気。特に中国人が多いというわけではなく、アジア人も白人も黒人も、ワイワイ言いながらガンガン食べている。

飲茶とは、お茶を飲みながら点心を食べることだそうだ。飲茶が中国人以外にも好まれるのは、何種類もの点心を味わえるということもあるだろうが、右の写真のように様々の点心がカートでテーブルの横まで運ばれてきて、おばさんにふたを開けてもらって中身を見て、確実に自分の好きなものを選べるからだと思う。外国の料理は、メニューの説明だけでは何が出てくるか不安なものだ。会社のアメリカ人と話していると、はっきり口には出さないものの、特に中華料理は材料が何かよく分からないというところに若干の不気味さがあるようだ。

帰りにヘイ・マーケットに立寄った。以前にも紹介したように(記事)、駐車料金が安いので、ここに車を置いてちょっと周辺を散策しようというアイデア。

いつ来ても感じるが、安いものに引かれて集まる人々は、本当に多国籍、多様で、実に活気がある。

シティー・ホールの広場で何やらイベントをやっていた。いろいろな国の食べ物や工芸品が展示即売されていた。

2センチほどの小さな針金のトカゲを見つけた。なかなか愛嬌がある。アフリカのどこかの小さな国からの輸入品だったが、国の名前を忘れてしまった。2匹5ドルで売っていたが、交渉の末、1匹3ドルで落札。長男へのお土産にした。

さて、この日は大変イベントの多い一日だった。ボストンでの投票および散策を終えて帰宅してから、次女と長男を連れてハリー・ポッターの最新作:ハリー・ポッターと謎のプリンス(Harry Potter and the Half Blood Prince)を見に行った。日本と同時公開らしいが、我々は近くのIMAXシアターへ3D版を見に行った(関連記事)。様々のシーンが三次元画像だと一層神秘的に見える。

映画のあと、若干お腹が空いたので館内のアイスクリーム屋さんで特大アイスを四人でシェア。アメリカ人はこれを一人で食べてしまう。右の写真はアイスを食べながら見る噴水のショー。結構迫力があって、特に夏は涼しそうだが、冬はどうなんでしょう。

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