2010年4月24日土曜日

ウェイサイド・インで昼食(Lunch at Historic Wayside Inn)

今日は快晴だったので、妻と二人で近くのウェイサイド・イン(Wayside Inn)に昼食と散歩に出かけた。

営業中のホテルとしてはアメリカ最古の史跡で、サドベリー(Sudbery)という町にある。300年以上の歴史があり、ゲスト・ルームも昔のまま忠実に保存・使用されている。

レキシントンの自宅からは車で30分程度。

ホテルとレストラン兼用のレセプション。如何にも古い。結婚式の披露宴が行われていた。

Wikipeida: The Wayside Inn is an historic landmark inn located in Sudbury, Massachusetts, in the USA. The inn is still in operation, offering a high-quality restaurant, historically accurate guest rooms, and hosting for small receptions. It is the reputed oldest operating inn in the country. The inn's archive has documents from 1686 onward, including the official inn license granted to the first innkeeper, David Howe, in 1716.

待合室の廊下。歴史を感じさせますね。

ひょとして、と思って11時ごろに電話してみると、2時半にしかテーブルが用意できないとのこと。アメリカでは、「歴史的(historic)」という形容詞が頭につくと大抵混雑する。十分お腹を空かせて昼食に挑むしかない。

待合室で詩人ロングフェロー(Longfellow)の切手発見。ロングフェローは、1863年にウェイサイド・イン物語(Tales of a Wayside Inn)という詩集を出版している。

そんな訳で、このホテルはLongfellow's Wayside Innとして知られている。

2時半、定刻にテーブルに案内された。定番クラム・チャウダーを注文。器もいいし、味もいい。

メインは妻がハンバーガー、私がターキー・ロール。

貧乏だからというわけではなくて、ちゃんとしたものを頼むと量が多すぎる。

このターキー・ロールも半分しか食べられなかった(半分はお持ち帰り)。

味は、ハンバーガーもターキー・ロールも非常に美味しい。値段は高くない。

私達が食べたダイニング・ルームは人がいて撮影できなかったが、隣のダイニング・ルームと似たようなもの(右写真)。

私達以外はすべて白人で、もし服装を少し古めかしいのに変えたら、まるで300年前にタイム・スリップしたように感じるだろう。

そういう意味では、アメリカもヨーロッパも、古いものがよく護られているし、逆に300年も前からこんな豊かな生活をしていたのかと驚かされる。

これはホテルのバー。古いホテルの中でも一番古い部屋らしい。

夜、ロウソクの明かりでここで飲むのはいいかもしれない。

ホテルの玄関横にあったポスト。ちょっと気に入ってしまった。木の皮で葺いた屋根がいいね。

ホテルに付属する水車を使った製粉所(Gristmill)。ホテルから歩いて5分くらいのところにある。

決まった時間に粉挽きの実演をしてくれる。

写真の撮り方を変えるとちょっと芸術的な雰囲気が出る(滝に注目)。

水車小屋の内部はこんな感じで、この石臼で挽かれた粉はベルトコンベアで上階に運ばれ、ふるいにかけられて再びこの階の保存箱に落ちてくる。

石臼はこんな感じ。直径は1メートル半程度。

水車の上はのどかな景色。300年前もさほど変わらなかったに違いない。

ダイニング・ルームの様子。日曜日の午後、こういう場所は時間とお金に余裕のある白人の老人達に占拠させる。彼らはきわめて元気でうるさい。


ホテルの庭で見つけたハート型の花。

和名はタイツリ草

英名を調べたら何とブリーディング・ハート(Bleeding Heart)。タイツリ草は「ちょっと」と思ったが「血のしたたる心臓」というのは言い得て妙であるとしても、実際の可憐な花の姿には馴染まないような気がする。

ホテルの駐車場にあった梅のような花。

ホテルの前庭の八重桜。

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