2010年9月4日土曜日

ボストン美術館(Museum of Fine Arts Boston)

我家のメイン・バンク=バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)のサービス=「美術館を身近に(Museums on Us)」では毎月第一土曜・日曜に各州数箇所ずつの美術館・博物館が無料になる。

今日は久しぶりにボストン美術館(Museum of FIne Arts Boston)を訪ねた。

開館(午前10時)の10分ほど前に到着。メーター付きの路上駐車に、奮発して3時間分3ドルを投入(25セント硬貨で15分)。

そして開館と同時に2階の印象派の部屋に行き、じっくり鑑賞。

誰も人がいない部屋で楽しむルノアール、モネ、ゴッホの何と贅沢なことか。

これはルノアールの「Dance at Bougival(1883)」の女性の腰の部分。ドレスのアクセントになっている赤い線は、本当に適当にひょいひょいと描いてあるのだが、離れて見るとそれが大変美しい。

この絵、ルノアールの「The Seaine at Chatou(シャトーのセーヌ川)」は初めて見た。タッチがちょっとめずらしいので写真に。

これはゴーギャンの代表作=「われわれはどこから来たのか? われわれは何者か? われわれはどこへ行くのか?(Where Do We Come From? What Are We? Where Are We Going?)(1897~1898)」。

ボストン美術館所蔵だが、世界中を回っているのだろう、初めて実物を見た。

ゴーギャンは、この絵を描いた後に自殺を決意していたらしいが、これは未遂に終わる。

久しぶりに作者が苦しんでいる作品を見た。芸術家というのは、一般人に替わっていろいろなことを苦しんでくれる、そういう存在でもあるな、と再確認した。

ミレーの作品展もやっていた。圧倒的に上手だな、と思う。もちろん、ゴーギャンのように、この絵に何か意味が込められているわけではないと思うけど...

いつものことだが、印象派とピカソなどの近代美術を見てまわると大方満足してしまう。

1階のレストランは高いので、地下のカフェでランチを買って美術館の中庭に出た。

台風一過で雲一つない見事な快晴。風は強い。

中庭は、特に混雑するわけでもなく、暑くも寒くもない。強いて欠点を言えば、陽射しが強すぎてサングラスなしではいられない。

隣のテーブルの男の子。白人の小さな子供は、目が大きくてかわいい。

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3 件のコメント:

  1. 見覚えのある絵が並んでる。又行きたいなーーー。

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  2. この男の子、なんだか開くんが小さいときに似てるみたい。

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