2009年11月8日日曜日

エコタリウム(EcoTarium, A Museum of Science & Nature)

我家のメイン・バンク=バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)のサービス=「美術館を身近に(Museums on Us)」では毎月第一土曜・日曜に各州数箇所ずつの美術館・博物館が無料になる。

もともと今日(日曜)は出かける予定はなかったのだが、昨日行ったダンフォース美術館(Danforth Museum of Arts)があまりにも不作だったため、口直しにボストンの西約70キロのウースターWorcester)にあるエコタリウム(EcoTarium, A Museum of Science & Nature)に妻と二人で出かけた。

エコタリウムへは州間90号線が便利だが、今日は一般道を使ってのんびり行くことにした。

エコタリウムに行く前に、途中のマールボロ(Marlborough)のオリーブ・ガーデン(Olive Garden)で昼食。オリーブ・ガーデンは、全国展開のイタリアン・レストランで、以前住んでいたウィスコンシン(Wisconsin)州のマディソン(Madison)にも店があった。今は亡き父の車椅子を押しながら夕食に出かけた記憶がある。

サラダは何回でもお代わりOK。ただ、何人で来ても一つだけ注文して、お代わり自由なのかどうか、よく分からない。何かルールがあるのだろうか。少なくとも我々は二人で一つ注文して、1回だけお代わりし、何も文句は言われなかった。

上のパスタはSeafood Alfredo = Sautéed shrimp and scallops tossed with creamy fettuccine alfredo。11.75ドルは割と親切な値段かも。

右のスープはPasta e Fagioli = White and red beans, ground beef, tomatoes and pasta in a savory broth。4.95ドルは安いかも。

今日は日曜日で、ちょうど教会の日曜礼拝が終わって家族がゆっくり昼食を楽しむ時間。オリーブ・ガーデンは、どちらかと言えば家族向きの値段設定。

サラダとパンだけでお腹が膨れてしまうが、スープとパスタで満腹になって、いざエコタリウムへ。

銀色のおっぱいを何個も並べたような建物が印象的。

ここはこども科学博物館、自然史博物館、プラネタリウム、動物園をごっちゃにしたような施設で、小中学生の教育には持って来い。

珪化木(けいかぼく、petrified wood、木が化石化したもの)のコーナーがあって吸い寄せられる。

何故吸い寄せられるかというと、展示をしばらく見てから、「僕のコレクションの方がいい」とほくそ笑みたいからだ。今日もほくそ笑んでしまった。

これも時々見かける年輪の展示。この年輪の年にはどういう歴史的イベントがあったか、などという展示。とてもいい展示だと思う。

食虫植物の展示。ウツボカズラは昨日ハーバード自然史博物館でガラス標本を見てきたので、印象深い。

学芸員によるニシキヘビ(ボアかもしれない)の紹介。勇気あるお母さんが触ろうとしたら、ヘビに病気が移ると良くないのでやめて下さい、と注意されてしまった。右は証拠写真。

これは博物学者のデスクを想定した展示。子供に憧れや夢を与えるのにいい。私でさえ羨ましい。

りっぱなプラネタリウム(5ドル)。「宇宙の衝突」というのを見たが、最初うるさかった子供たちの声が聞こえなくなったのは、多分暗くて眠くなったからだろう。妻もいつしか眠ってしまった。

眠気覚ましのコーヒー(カプチーノ、85セント)。

エコタリウムの周辺には遊歩道があって散歩ができる。右の写真は樹上の展望台(observatory)。

案内に北極クマ(シロクマ)がいると書いてあったし、他のお客が「polar bear」と口にしていたが、「まさかこんなところに」と思っていた。しかし、施設の裏手に回るとれっきとしたシロクマがいた。退屈そうで、ちょっとかわいそうな気がする。日本の動物園に比べれば10分の1の入場者もないだろうに、ここにシロクマを置いておく必要があるだろうか?

帰りに久しぶりに自動洗車をした。日本では洗車機が動くが、土地のあるアメリカでは洗車機の中を自動車が進んで行く。柔道の帯の幅を3番くらいにした重たい布がグワングワン、ゴンゴンと音を立てて表面を擦り、確かに汚れは落ちるが、繊細さのかけらもない。

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