2011年11月19日土曜日

北の悪夢

<10月23日(日)>
日曜の夜は、週末にもかかわらず、上海にいる友人(中国人、受託試験会社社長)が夕食をご馳走してくれた。

多分ニュースかドキュメンタリーを見たことがある人もいると思うが、中朝友好の印として特別に認められている北朝鮮経営のクラブへ連れて行ってもらった。容姿端麗な「国家代表級美女」が接客し、歌や踊りのショーを売り物としている。外貨獲得と情報収集が目的らしい。

金日成のバッジをつけた民族衣装の特殊服務員にサーブしてもらう夕食はとても不思議な感じがした。歌や踊りは極度につまらないもので、テレビで見たことのあるマスゲームの規模を小さくしたようなもの。色気はまったくない。ステージの奥には液晶テレビが置かれていて、総書記が様々の国の要人と握手する画像が流されていた。プロパガンダ。

写真は北朝鮮製のアルコール度数の高いお酒(42%)。アムールトラの何かが入っている高級酒らしい。北朝鮮製のビールのラベルも撮影しようとしたら、服務員がボトルをくるりと回した。撮影禁止なんですね。ラベルに機密事項が書いてあるのなら、ラベルを貼らなければいいのにね。

同席の中国人が、よせばいいのに「上海と北朝鮮とどちらがいいか」と尋ねた。即座に「北朝鮮、早く帰りたい」と言っていた。もちろん、そういう答えしかできないのだろう。

その後、食あたりかアルコールで胃が荒れたせいか、3日間飲み食いができず、4日目に北京で病院へ行くことになるとは夢にも思っていなかった私でした。

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