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今日は
ハロウィーン(
Halloween)。偶然土曜日でもあり、アメリカで最もハロウィーンが似合う町=
セーラム(
Salem)へ妻と二人で出かけた。
セーラムは
レキシントンから車で30分ほどのところにある魔女狩りで有名な港町。
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11時前にはセーラムに着いたのだが、想像を絶する人出(日本では珍しくない程度)で、公営駐車場はすでに満杯。ダービー・ストリート(Derby St.)沿いの臨時私営駐車場は25ドル(ただし翌朝まで)だったので、周囲を探し回ってようやくコングレス・ストリート(Congress St.)沿いに10ドルのを見つけた(
地図)。
あまりにも人出がすごいので、到着早々だが混み合う前に昼食を済ませてしまおうということで、ダービー・ストリート沿いのブラザース食堂(
Brother's Restaurant and Deli)に入った。少し行列に並んだが、無事テーブルで食事することができた。ここは、注文したものが驚くほどすばやく出てくる。僕はローストビーフ・サンドイッチを頼んだが、注文の5秒後には出来上がっていた。味も悪くない。
食堂には、すでに仮装した家族連れなどがいて、かなり気合が入っている。ハロウィーンは、こうして家族で楽しむものだとは知らなかった。
中央の赤いTシャツのおじさんは着ぐるみで仮装しているのではなく、ただ太っているのだ。左の女性グループもかなりのものだ。
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食事とトイレを済ませていざ町中へ。
写真のように仮装した人たちや我々のように仮装していない人たちが立ち止まったり、ウロウロしたり、土産物屋に入ったり、お化け屋敷(Haunted House)に入ったりしている(他にあまりすることはない)。
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移動遊園地も来ているが、この時間帯ではあまり人気がないようだ。おそらく夜になると行列ができるくらい混み合うのでは。
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道路の所々に記念写真撮影用の人形が置いてある。右の写真の場合、記念撮影用の魔女の人形よりピンクのうさぎのおじさんの方が妙に面白いという怪現象が。
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ハロウィーン用のデコレーションをした飲み物・食べ物の屋台。ホットドッグ、イタリアン・ソーセージ、ポップコーン、
フライド・ドー(
Fried Dough、ドーナッツ生地のあげパン)など。
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ハロウィーンとは直接関係ないがおすもうさんの仮装発見。一応髪型も工夫している。
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かなり手の込んだピエロの仮装。こいつ舌が長い。
この人は多分一般人で、この辺を一日中歩き回って、驚かれたり、気持ち悪がられたり、写真を撮られたり、ということに喜びを感じるのだろうから、気軽に声をかけて一緒に写真を撮ろう。
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これは以前にも紹介したことのある「生きた彫像(
Living Statue、
記事1、
記事2)」。なかなかの出来。
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これは魔女の彫像なので、お金を払うと(1ドル)急に怖い顔になって、ちょっと怖い声も出す。そしてまた元に戻る。
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通り掛かりの「13日の金曜日」のジェイソンの激写に成功。ジェイソンが通りがかるのも不思議だが、そのジェイソンが何人かいたように思う。恐ろしい。
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コスチューム・ショップに長蛇の列。今更とも思うが、遅ればせながらも自分も仮装して参加したいと思う行動派はえらい。あるいは来年用? 来年用ならもうすぐセールになるはず。
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これも上出来の仮装。背の高さが生かされてますね。記念写真のリクエストで引く手アマタ。今日は気温が20度前後まで上がったので、この仮装は楽じゃないと思うけど、人気があれば大満足でしょう。
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こんなかわいい仮装も。
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観光バスが何台も駐車していて、中から仮装した観光客が降りてくる。カナダのケベックから来ているバスもあった。今夜はセーラム周辺で仮装パーティーが多数開かれるので、丸一日、徹底的に遊ぶつもりなのだろう。
右のおじさんはウィニー?
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セーラムには魔女博物館や魔女劇場がいくつかある。写真の魔女博物館では長蛇の列が。私たちは何度か来たことがあるので、今日はパス。
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スタートレックの異星人風の仮装も面白い。写真のおばさんは妙に似合っている。
ここにいると、来年は自分達も仮装で参加しようかな、という気になるが、東洋人の顔はもう一つ仮装向きではないような気がする。
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ウロウロ歩いているうちに3時間以上遊んでしまった。ダンキン・ドーナッツでコーヒーとドーナッツの休憩。これが一番安上がり。
こういう仮装デートはなかなか面白そう。
3時半ころにセーラムを発って帰宅。帰り道、対向車線はセーラムから何と高速道路まで5キロ以上の渋滞。これだけの車、どう考えてもセーラム周辺に駐車できるとは思えないが、どうなるんだろう。
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帰宅して暗くなってきたころ、ドアのベルが鳴る。戸を開けると小さな子供達がトリック・オア・トリート(
trick-or-treat、何もくれないと悪戯するぞー)というので、チョコレートなどのお菓子をあげる。
実にかわいい。こんな純真な目で何か(チョコレート)を欲しいと思ったことは近年ないな。
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